【本当にキスしてる?】メイキング・NGシーンから分かる撮影方法の裏側
韓国ドラマを見ていると、俳優同士のキスシーンがあまりにも自然で、「これは本当にキスしているの?」と気になることがある。
結論から言えば、実際に唇を合わせて撮影するケースはある。ただし、すべての作品や場面で同じ方法が使われているわけではない。
映像の見え方には、カメラの位置、俳優の顔の角度、編集などが関係している。
キスシーンはどのように撮影する?
韓国ドラマのキスシーンは、単純に俳優同士が向き合ってキスをすれば完成するものではない。
重要になるのは、次のような要素だ。
- カメラアングル: 顔の向きや距離によって、映像の印象が変わる。
- 首の角度: 唇が自然に重なるよう、俳優同士で位置を調整する。
- タイミング: どちらが先に近づくか、どのタイミングで目を閉じるかを合わせる。
- 表情と呼吸: キスの前後にある視線やためらいも演技の一部になる。
- 編集: 顔のアップや別のカットを組み合わせ、感情を強調する。
俳優のハ・ソクジンは、過去に出演した韓国のバラエティー番組で、キスシーンの撮影について次のように説明したと報じられている。
キスシーンは口と口を合わせるのではなく、共感です。
また、画面に美しく映るためには、十分に時間を確保して呼吸を合わせることも必要だと語っている。
この発言からも、キスシーンが単なる身体的な動作ではなく、演技としての共同作業であることが分かる。
驚きのNGシーン!『今、私たちの学校は…』では17回も撮り直し
作品: 『今、私たちの学校は…』
出演: チョ・イヒョン、パク・ソロモン
話題: キスシーンの撮影テイク
2022年2月、シネマトゥデイはNetflix Koreaが公開した制作・ビハインド映像について報じた。
ゾンビホラードラマ『今、私たちの学校は…』では、ナムラとスヒョクのキスシーンが撮影されている。
スヒョク役のパク・ソロモンは、撮影回数について17回ほどだったと振り返った。
その理由について、ナムラ役のチョ・イヒョンは、目を閉じてキスをすると相手の唇の位置が分からなくなってしまったと説明している。
撮影中には相手に謝りながら、もう一度撮影することになったという。
パク・ソロモンは撮影前に緊張していたことも明かし、このシーンを自身にとって大切な場面として振り返っていた。
キスシーンが自然に見えるほど、実際の撮影では細かな調整が必要になることを示すエピソードだ。
メイキングで分かる俳優同士の共同作業
もう一つ参考になるのが、『この川には月が流れる』のメイキングだ。
カン・テオとキム・セジョンは、第5話のキスシーンを撮る前に、監督と動きを確認していた。
特に印象的なのは、演技のタイミングを二人で相談していたことだ。
首の角度を間違えてNGになった後も、感情の流れやキスのタイミングを確認し直している。
つまり、視聴者が完成映像で感じる自然なときめきは、俳優の演技力だけではなく、現場での細かな調整によって支えられている。
【なぜ胸キュンする?】韓国ドラマのキスシーンが人気を集める演出の理由
韓国ドラマのキスシーンが長く支持される理由は、映像の美しさだけではない。
大きなポイントは、キスに至るまでの恋愛感情を丁寧に描いていることだ。
1. 初キスまでの焦らしが長い
韓国ドラマでは、主人公同士がすぐに恋人になるとは限らない。
友人、上司と部下、契約上の恋人、敵対する立場など、さまざまな関係から恋愛へと発展する。
そのため、初めてキスを交わす場面には、それまでのストーリーが凝縮される。
『キム秘書はいったい、なぜ?』では、ヨンジュンの過去のトラウマが初キスへの障壁になっている。
一方、『ソンジェ背負って走れ』では、タイムスリップによる時間の隔たりが二人の恋を複雑にする。
障害の種類は違っても、簡単には結ばれない関係だからこそ、キスの瞬間が印象に残る。
2. キスの前後にある表情まで演出する
韓国ドラマの名場面では、キスそのものよりも、その直前や直後の表情が記憶に残ることがある。
例えば、次のような演出だ。
- 相手の目を見つめて、キスをするか迷う。
- 一度顔を近づけた後、ためらって距離を取る。
- キスの後、照れて視線をそらす。
- 相手が離れようとした瞬間、引き寄せる。
- 別れ際に、言葉の代わりにキスをする。
こうした演出は、登場人物がどれほど相手を大切に思っているかを視覚的に伝える。
特に、普段は冷静な人物が恋愛の場面でだけ感情を露わにする展開は、視聴者の心をつかみやすい。
3. 音楽と映像が感情を盛り上げる
ロマンチックなキスシーンでは、BGMや照明、背景の色彩も重要だ。
静かなピアノ曲が流れる場面と、盛り上がる楽曲が流れる場面では、同じキスでも印象が違う。
また、雨や雪、夜景、海辺などの背景を使うことで、恋愛感情を視覚的に表現できる。
『青い海の伝説』の水中キスは、その代表的な例だ。
このように、韓国ドラマでは脚本、演技、音楽、撮影が組み合わさることで、キスシーンが作品を象徴する名場面へと変わっていく。
4. 視聴者の評価はキスの濃さだけでは決まらない
ランキングー!の調査で、『キム秘書はいったい、なぜ?』が215票を獲得して1位になったことは興味深い。
この作品の評価には、二人のビジュアルだけでなく、御曹司と秘書という関係、過去のトラウマ、恋愛が進展する過程などが関係している。
また、『愛の不時着』のようにキスシーンの回数が比較的少なくても、作品全体が強い印象を残すケースもある。
つまり、キスシーンの人気を左右するのは、刺激の強さよりも、そこに至るまでの物語との結びつきなのだ。
【プロの結論】次に見る韓国ドラマは何を基準に選ぶべき?
作品選びで迷ったら、キスシーンのタイプから選ぶのがおすすめだ。
| 見たいキスシーン | おすすめ作品 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 大人っぽく情熱的なキス | キム秘書はいったい、なぜ? | 二人の関係の進展が濃密 |
| 幻想的で美しいキス | 青い海の伝説 | 水中演出と映像美 |
| 切ない別れのキス | 愛の不時着 | 離れなければならない恋 |
| 初恋のような胸キュン | ソンジェ背負って走れ | 青春と運命の恋 |
| コミカルで積極的なキス | 社内お見合い | 恋愛の駆け引きとテンポ |
| 新しい設定のロマンス | 理由もなく、君だ | キスを拒む俳優という設定 |
特に、恋愛ドラマ初心者には『社内お見合い』、じっくり感情移入したい人には『愛の不時着』、キスシーンそのものの演技や演出を楽しみたい人には『キム秘書はいったい、なぜ?』をすすめたい。
反対に、キスシーンの多さだけを重視する人は、作品によって期待と実際の内容が合わない可能性がある。あらすじや恋愛ジャンル、二人の関係性も確認しておきたい。
【韓国ドラマのキスシーン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:韓国ドラマで最も人気のあるキスシーンはどの作品?
A1:ランキングー!が2024年に実施した女性1,869人の調査では、『キム秘書はいったい、なぜ?』が215票で1位だった。『青い海の伝説』が148票で2位。調査時期によって順位は変わるため、絶対的な歴代1位という意味ではない。
Q2:韓国ドラマのキスシーンは本当にキスしている?
A2:実際に唇を合わせて撮影するケースはある。『今、私たちの学校は…』や『この川には月が流れる』のメイキングでは、俳優が動きや角度を確認しながら撮影する様子が紹介されている。ただし、すべての作品が同じ撮影方法とは限らない。
Q3:韓国ドラマの初キスシーンは何話に登場する?
A3:作品によって違う。例えば『キム秘書はいったい、なぜ?』は韓国オリジナル版の第9話、『ソンジェ背負って走れ』は第3話に印象的なキスシーンがある。
Q4:キスシーンを何分から見ればいい?
A4:再生時間は配信サービスやエピソードの編集によって異なる。話数と場面の状況を先に確認し、再生画面のあらすじやチャプターを利用すると探しやすい。
Q5:2026年最新の韓国ドラマで注目すべき作品は?
A5:2026年10月24日から配信が始まった『理由もなく、君だ ~彼女は自称ボディーガード!?~』に注目したい。キスシーンを拒む俳優という設定が物語の中心にあり、従来のラブコメとは違った展開が期待できる。
まとめ:韓国ドラマのキスシーンは二人の関係性に注目するともっと楽しめる
韓国ドラマのキスシーンには、初恋のときめき、長年の片思いが実る喜び、別れの切なさ、過去の傷を乗り越える感動など、さまざまな感情が込められている。
歴代の人気作を振り返ると、『キム秘書はいったい、なぜ?』『青い海の伝説』『愛の不時着』など、それぞれ異なる魅力を持つ作品が支持されてきた。
また、2024年の『ソンジェ背負って走れ』や、2026年の『理由もなく、君だ』など、新しい作品にも個性的なロマンス表現が登場している。
本当に心に残るキスシーンは、キスそのものではなく、そこに至るまでの二人の物語によって完成する。
次に韓国ドラマを見るときは、何話でキスするのかだけでなく、なぜその瞬間にキスをしたのかにも注目してほしい。いつもの名場面が、きっと違った意味を持って見えてくるはずだ。 (出典: 韓国 ドラマ キスシーン(Yahoo!ニュース))