破竹(ハチク)のレシピ人気10選!下処理・アク抜き・茹で方から保存方法まで徹底解説
破竹(ハチク)は、春から初夏にかけて旬を迎える、細長く上品な味わいのタケノコです。一般的な孟宗竹(モウソウチク)に比べてえぐみが少なく、ほのかな甘みとシャキシャキした歯ごたえが特徴。煮物や炒め物はもちろん、天ぷら、炊き込みご飯、和え物など、幅広い料理に活用できます。
調理するときに気になるのが、皮のむき方や下処理、アク抜きの必要性、茹で時間です。破竹は一般的なタケノコと同じように米ぬかで長時間茹でる必要があるのでしょうか。実は、破竹はもともとアクが少ないため、状態によってはシンプルな下ゆでだけでおいしく食べられます。この記事では、2026年の旬の時期や選び方を踏まえ、初めて調理する人にも分かりやすい基本手順から、毎日の食卓に取り入れやすい人気レシピ、冷凍保存のコツまで紹介します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 特徴:破竹は5月を中心に旬を迎え、孟宗竹よりえぐみが少なく、淡白で甘みのあるタケノコ。
- 下処理:基本は皮をむいて根元を整え、柔らかくなるまで下ゆで。米ぬかによる本格的なアク抜きは必須ではない。
- おすすめ料理:煮物、炒め物、天ぷら、炊き込みご飯など、食感を生かした簡単なおかずが作れる。
- 保存:下ゆでした破竹は水に浸して冷蔵するほか、小分けにして冷凍すれば旬の味を長く楽しめる。
【まず知りたい】破竹とは?旬の時期と新鮮なものの見分け方
破竹は「淡竹」とも書き、イネ科タケ亜科に属する竹の一種です。その若い芽が食用のタケノコとして利用されています。細身で皮が薄く、淡白な味わいと歯切れのよさが魅力です。
農林水産省の資料では、ハチクは孟宗竹よりえぐみが少なく、歯ざわりのよい品種として紹介されています。市場に出回る量は孟宗竹ほど多くないため、直売所や道の駅、地域の青果店などで見つけたら、旬の味を楽しむよい機会です。
破竹の旬は5月!地域によっては6月上旬まで楽しめる
破竹の旬は一般的に5月を中心とした春から初夏です。農林水産省は5月を旬の時期として紹介しており、千葉県の森林関係資料では、発生時期を5月上旬から6月上旬としています。
地域の気温や標高、日当たりによって収穫時期は変わります。孟宗竹のタケノコが店頭から少なくなってきた頃に、破竹が旬を迎えるという季節の移り変わりも特徴です。
2026年に旬の破竹を探す場合も、5月を中心に地域の直売所や農産物販売所をチェックすると見つけやすくなります。
新鮮な破竹を見分ける4つのポイント
おいしい破竹を選ぶときは、見た目だけでなく切り口や穂先の状態も確認しましょう。
- 皮の色:赤茶色から淡い赤紫色で、乾燥しすぎていないもの。
- 穂先:極端に開いたり、傷んだりしていないもの。
- 根元の切り口:みずみずしく、乾燥や変色が目立たないもの。
- 全体の状態:ハリがあり、持ったときに極端に軽く感じないもの。
特に注意したいのは、収穫から時間が経過したものです。タケノコ類は鮮度が落ちるにつれて風味や食感が変わり、えぐみも強くなりやすくなります。農林水産省も購入後の早めの下処理を勧めています。
孟宗竹・真竹・破竹の違いは?
破竹とほかのタケノコを混同しないために、代表的な3種類の特徴を整理します。
- 孟宗竹:太く肉厚。一般的に3~4月が旬で、えぐみが比較的強い。
- 破竹:細長く、赤みのある薄い皮が特徴。5月を中心に旬を迎え、えぐみが少ない。
- 真竹:孟宗竹より細身で、一般に5月下旬から6月頃に出回る。苦みやアクが比較的強い。
農林水産省の竹の種類に関する解説でも、ハチクはマダケに似ている一方、表皮が白っぽく見える竹として紹介されています。食用のタケノコとしては、赤みのある薄皮と細長い形が見分ける際の目安になります。
【下処理の基本】破竹の皮のむき方・アク抜き・茹で時間
破竹を初めて調理する人が迷いやすいのが、下処理です。孟宗竹と同じように大量の米ぬかを用意し、何時間も茹でる必要があると思われがちですが、破竹はもともとアクが少ないため、比較的簡単に下ごしらえできます。
基本は、皮をむいて硬い部分を取り除き、水で下ゆでする方法です。新鮮で若い破竹なら米ぬかや重曹を使わなくても調理できます。
手順1:破竹の皮をきれいにむく
破竹は孟宗竹と異なり、外側の薄い皮をむいてから茹でる方法が手軽です。
- 流水で表面の土や汚れを洗い落とす。
- 根元側から穂先に向かって包丁で縦に切れ目を入れる。
- 切れ目を左右に開くようにして皮をむく。
- 残った薄皮や汚れを取り除く。
- 根元の硬い部分を包丁で切り落とす。
皮が薄いものなら、手で開くようにむいても構いません。包丁を入れる際は、食べられる部分を深く切りすぎないように注意しましょう。
穂先の柔らかい部分は、形を残しておくと煮物や天ぷらにしたときに見栄えがよくなります。
手順2:破竹のアク抜きは必要?
破竹のアク抜きは、必ずしも米ぬかを使った本格的な方法で行う必要はありません。
千葉県の資料では、ハチクは孟宗竹のようなえぐみが少なく、そのまま調理できることが人気の理由として紹介されています。大阪府の食材紹介資料でも、米ぬかは必須ではないものとして扱われています。
ただし、「アクが少ない」と「下ゆでをまったくしなくてよい」は同じ意味ではありません。太さや成長具合、収穫からの経過時間によって硬さや風味は変わります。
次のように使い分けると失敗しにくくなります。
- 新鮮で細く柔らかいもの:水だけで下ゆでする方法がおすすめ。
- 太めのもの:水でしっかり茹で、竹串で硬さを確認する。
- 成長が進んだもの:米ぬかや米のとぎ汁を使い、長めに加熱する方法も検討する。
- えぐみが気になるもの:下ゆで後に水にさらし、味を確認してから調理する。
手順3:破竹の茹で方と時間の目安
皮をむいた破竹は、たっぷりの水で茹でます。鍋に入りきらない場合は、あらかじめ適当な長さに切っておきましょう。
基本の下ゆで方法
- 鍋に破竹を入れ、全体が浸かる程度の水を加える。
- 中火にかけ、沸騰したら火を弱める。
- 10~20分程度をひとつの目安として茹でる。
- 根元に竹串を刺し、すっと通るか確認する。
- 硬さが残っていれば、数分ずつ追加で加熱する。
- 柔らかくなったらザルに上げ、粗熱を取る。
細く新鮮な破竹なら10分程度で柔らかくなる場合があります。一方、太いものや成長したものは20分以上かかることもあります。
重要なのは時間だけで判断しないことです。根元と穂先では硬さが違うため、最も太い根元に竹串を刺して確認しましょう。
なお、下ゆでの時間にはレシピによって差があります。大阪府の資料には米ぬかを使う一般的なタケノコの下処理として40分~1時間という方法も掲載されていますが、これは破竹の細さや鮮度に応じて調整する必要があります。
下処理で失敗しないための注意点
破竹の下処理では、次の3点を意識してください。
- 収穫・購入後はできるだけ早く下処理する。
- 茹でている途中で水が減りすぎないようにする。
- 柔らかくなったら加熱しすぎず、食感を残す。
破竹の魅力は、繊細な甘みと歯切れのよさです。必要以上に長く茹でると、せっかくの食感が損なわれてしまいます。
【定番4品】破竹の煮物・炒め物・天ぷら・炊き込みご飯
下処理を終えた破竹は、さまざまな料理に使えます。味にクセが少ないため、和風だしや醤油だけでなく、バターや味噌、豚肉などとも相性がよい食材です。
ここでは、家庭で作りやすい4つの定番レシピを紹介します。いずれも下ゆでした破竹を使うため、調理時間を短縮できます。
1.破竹の煮物|だしを含ませる定番おかず
破竹の風味をシンプルに楽しむなら、まず試したいのが煮物です。油揚げを加えるとコクが増し、だしのうまみも引き立ちます。
材料(2~3人分)
- 下ゆでした破竹:250g
- 油揚げ:1枚
- だし汁:300ml
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
作り方
- 破竹を食べやすい斜め切りにする。
- 油揚げは熱湯をかけて油抜きし、短冊切りにする。
- 鍋にだし汁、醤油、みりん、酒、砂糖を入れて火にかける。
- 破竹と油揚げを加え、弱めの中火で10~15分煮る。
- 火を止めて少し置き、味を含ませる。
煮物は、できた直後よりも一度冷ましたほうが味がなじみます。時間に余裕がある場合は、食べる前に温め直すとよいでしょう。
鶏肉や厚揚げ、にんじん、こんにゃくを加えれば、ボリュームのある煮しめにもアレンジできます。
2.破竹と豚肉の炒め物|ご飯が進む簡単おかず
忙しい日の夕食には、破竹と豚肉の炒め物がおすすめです。破竹のシャキシャキした食感に、豚肉の脂とうまみが加わります。
材料(2人分)
- 下ゆでした破竹:200g
- 豚こま切れ肉:150g
- ピーマン:2個
- ごま油:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- おろし生姜:小さじ1
作り方
- 破竹は斜め薄切り、ピーマンは細切りにする。
- フライパンにごま油を熱し、豚肉と生姜を炒める。
- 豚肉に火が通ったら破竹とピーマンを加える。
- 醤油、酒、みりんを加え、全体に味を絡める。
- 水分が適度に飛んだら完成。
仕上げに白ごまや七味唐辛子を加えてもおいしく食べられます。豚肉の代わりに鶏肉や牛肉を使うこともできます。
破竹はすでに下ゆでしてあるため、炒めすぎないことがポイントです。食感を残すため、最後に加えて手早く仕上げましょう。
3.破竹の天ぷら|旬の香りと食感を楽しむ
破竹の天ぷらは、素材そのものの味を楽しめる料理です。穂先の柔らかさと中央部分の歯ごたえを生かせます。
材料(2人分)
- 下ゆでした破竹:150~200g
- 薄力粉:適量
- 天ぷら粉:100g
- 冷水:150ml(商品表示に合わせて調整)
- 揚げ油:適量
- 塩:適量
作り方
- 破竹を縦半分、または食べやすい大きさに切る。
- キッチンペーパーで表面の水分を十分に取る。
- 薄力粉を薄くまぶす。
- 天ぷら粉と冷水をさっくり混ぜて衣を作る。
- 破竹に衣をつけ、170~180℃程度の油で表面がカラッとするまで揚げる。
- 油を切り、塩や天つゆを添える。
下ゆで済みの破竹なので、揚げ時間は衣の状態を見ながら調整します。油に入れる前に水分をしっかり拭き取ることが大切です。
天ぷらにするときは、穂先をそのまま使うと見栄えがよくなります。木の芽や抹茶塩を添えれば、季節感のある一品に仕上がります。
4.破竹の炊き込みご飯|だしの香りを楽しむ一品
破竹の炊き込みご飯は、旬の香りを食卓全体で楽しめる人気の食べ方です。油揚げを加えることで、淡白な破竹にほどよいコクが生まれます。
材料(米2合分)
- 米:2合
- 下ゆでした破竹:150g
- 油揚げ:1枚
- だし汁:炊飯器の2合の目盛りまで
- 醤油:大さじ1と1/2
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 塩:少々
作り方
- 米を研ぎ、通常どおり浸水させる。
- 破竹を薄切りまたは短冊切りにする。
- 油揚げは熱湯で油抜きし、細かく切る。
- 炊飯釜に米、醤油、みりん、酒、塩を入れる。
- だし汁を2合の目盛りまで注ぎ、破竹と油揚げを上に広げる。
- 通常の炊飯モードで炊き、炊き上がったら全体を混ぜる。
破竹を細かく切りすぎないことで、炊き上がったときにも歯ごたえが残ります。三つ葉や刻み海苔を添えると、香りと彩りが引き立ちます。
鶏肉を加えればボリュームが増し、にんじんやしめじを加えれば具だくさんの五目ご飯になります。
【簡単おかず6選】破竹の料理別の相性と食感を比較
破竹は、味付けを変えるだけで和食から洋食まで幅広く活用できます。特に、部位によって硬さや食感が異なる点を意識すると、料理の仕上がりがよくなります。
穂先は柔らかいため汁物や和え物に、中央部分は煮物や炒め物に、根元は食感を楽しむ炊き込みご飯やきんぴらに向いています。
以下の表では、定番4品と、日常の献立に取り入れやすい簡単おかず6品をまとめました。
| 料理名 | おすすめの部位・切り方 | 味付け・調理のポイント | 向いている献立 |
|---|---|---|---|
| 破竹の煮物 | 中央・斜め切り | だし、醤油、みりんで煮含める | 和食の副菜 |
| 豚肉との炒め物 | 中央・薄切り | 醤油、生姜、ごま油で香ばしく炒める | ご飯のおかず |
| 破竹の天ぷら | 穂先・縦半分 | 水分を拭き、衣をつけて揚げる | 季節の和食 |
| 炊き込みご飯 | 中央・短冊切り | 油揚げとだしで炊く | 昼食・お弁当 |
| バター醤油炒め | 中央・斜め切り | バターと醤油で香りを付ける | 洋風の副菜 |
| 破竹のきんぴら | 根元・細切り | ごま油、醤油、砂糖、唐辛子で炒める | 作り置きのおかず |
| ごまマヨ和え | 穂先・薄切り | すりごま、マヨネーズ、醤油で和える | 簡単な副菜 |
| 破竹の味噌汁 | 穂先・食べやすい大きさ | 豆腐やわかめと合わせる | 朝食・夕食 |
| 破竹の味噌田楽 | 中央・食べやすい長さ | 焼き目を付けて甘味噌を塗る | おつまみ・副菜 |
| 破竹の和風パスタ | 中央・薄切り | ベーコン、にんにく、醤油で仕上げる | 昼食・洋風献立 |
5.破竹のバター醤油炒め
下ゆでした破竹150gを食べやすい大きさに切り、フライパンでバター10gと一緒に炒めます。醤油小さじ2を加え、仕上げに黒こしょうを振れば完成です。
ベーコンやしめじを追加すると、うまみが増して洋風の副菜になります。バターの風味が破竹の淡白な味によく合います。
6.破竹のきんぴら
破竹150gを細切りにし、ごま油で炒めます。醤油大さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1を加え、水分が少なくなるまで炒め合わせましょう。
お好みで輪切り唐辛子や白ごまを加えると、味にアクセントが生まれます。根元の少し歯ごたえがある部分を使うのがおすすめです。
7.破竹のごまマヨ和え
薄切りにした下ゆで済みの破竹120gに、マヨネーズ大さじ1、すりごま大さじ1、醤油小さじ1を加えて和えます。
冷ましてから調味料と合わせると、味がなじみやすくなります。きゅうりやツナを加えてもおいしく、火を使わずに作れる簡単なおかずです。
8.破竹と豆腐の味噌汁
だし汁400mlに薄切りの破竹80gを入れて加熱し、豆腐やわかめを加えます。具材に火が通ったら火を弱め、味噌大さじ1~2を溶き入れて完成です。
穂先を使うと柔らかな食感が楽しめます。破竹の香りを生かすため、味噌を入れた後は煮立たせすぎないようにしましょう。
9.破竹の味噌田楽
下ゆでした破竹を食べやすい長さに切り、フライパンやグリルで軽く焼きます。味噌大さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜた田楽味噌を塗り、表面を軽く焼けば完成です。
焼き目の香ばしさと味噌の甘辛さが合わさり、お酒のお供にも適しています。
10.破竹とベーコンの和風パスタ
パスタ160gを茹でている間に、破竹100gとベーコン60gを薄切りにします。フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて加熱し、ベーコンと破竹を炒めます。
茹でたパスタを加え、醤油大さじ1と茹で汁少量で味を調えれば完成です。仕上げに刻み海苔や大葉を加えると、和風の香りが引き立ちます。
このように、破竹は特別な調味料を用意しなくても、家庭にある食材でさまざまな料理に変化させられます。最初は煮物や炒め物から始め、慣れてきたら天ぷらや炊き込みご飯にも挑戦するとよいでしょう。
【旬を無駄にしない】破竹の冷蔵・冷凍保存方法と期間
破竹を一度にたくさん入手した場合、気になるのが保存方法です。タケノコ類は鮮度が落ちやすいため、生のまま長く置いておくよりも、早めに下ゆでしてから保存するほうが適しています。
下ゆでした破竹の冷蔵保存
数日以内に食べる予定なら、水に浸して冷蔵保存する方法が便利です。
- 破竹の皮をむき、柔らかくなるまで下ゆでする。
- 粗熱を取り、清潔な保存容器に移す。
- 破竹が完全に浸かる程度の水を注ぐ。
- ふたをして冷蔵庫に入れる。
- 毎日水を交換し、できるだけ早く食べきる。
保存期間はおおむね3~5日、長くても約1週間を目安にするとよいでしょう。保存環境や鮮度によって差があるため、においやぬめり、変色などに異常がないか確認してください。
旭化成ホームプロダクツの保存情報でも、下ゆでしたタケノコは水に浸して冷蔵し、水を交換しながら保存する方法が紹介されています。同社の目安は5日以内です。
破竹の冷凍保存は約1か月が目安
すぐに使い切れない場合は冷凍保存が便利です。冷凍前には必ず下ゆでを済ませ、食べやすい大きさに切っておきましょう。
基本の冷凍保存方法
- 下ゆでした破竹を食べやすい大きさに切る。
- キッチンペーパーで表面の水分を拭き取る。
- 1回分ずつ小分けにする。
- 冷凍用保存袋に入れ、できるだけ空気を抜く。
- 平らにして冷凍庫に入れる。
保存期間の目安は約1か月です。キユーピーのタケノコ保存情報でも、下ゆでしたタケノコに砂糖をまぶして冷凍する方法が紹介されています。
冷凍後の食感を守るコツ
破竹は水分を多く含むため、冷凍すると繊維の状態が変わり、解凍後に柔らかくなる場合があります。生のときとまったく同じシャキシャキ感を保つのは難しいため、冷凍後は料理を選ぶことが大切です。
特におすすめなのは、次のような料理です。
- 炊き込みご飯:凍ったまま炊飯時に加えられる。
- 炒め物:凍ったままフライパンに入れて加熱できる。
- 味噌汁・スープ:汁物に加えることで食感の変化が気になりにくい。
- 煮物:味が染み込みやすく、調理時間を短縮しやすい。
反対に、食感が主役となる天ぷらや和え物には、できるだけ冷凍前の新鮮なものを使うのがおすすめです。
冷凍前に味付けしておく方法も便利
より手軽に使いたい場合は、破竹をだし汁や薄い醤油味で煮てから冷凍する方法もあります。
例えば、だし汁に醤油とみりんを加えて10分ほど煮含め、冷ましてから小分けにします。こうしておけば、解凍後にご飯へ混ぜたり、ほかの野菜と煮合わせたりするだけで一品が完成します。
保存袋には冷凍した日付と料理名を書いておくと、使い忘れを防げます。長期保存を目的とした常温の瓶詰めは、家庭での殺菌不足による食中毒リスクがあるため、安易に行わず、冷蔵または冷凍を基本にしましょう。
【失敗しないコツ】破竹の調理でよくある誤解とプロの結論
破竹は扱いやすい食材ですが、一般的なタケノコと同じ感覚で調理すると、下ゆでしすぎたり、保存中に風味を落としたりすることがあります。
誤解1:破竹はアク抜きが完全に不要?
破竹はアクが少ないものの、すべての個体で下処理が不要というわけではありません。収穫時期や成長具合、鮮度によって硬さや風味は異なります。
新鮮で柔らかいものなら水だけの下ゆでで十分な場合が多い一方、太く成長したものやえぐみが気になるものは、米ぬかを使用する方法も選択肢になります。
誤解2:長く茹でるほど柔らかくおいしくなる?
破竹は、柔らかさと歯ごたえのバランスが魅力です。必要以上に長時間茹でると、食感が失われたり、料理に使ったときに崩れやすくなったりします。
茹で時間はあくまで目安とし、竹串を使って状態を確認しましょう。
誤解3:冷凍すれば生の食感がそのまま残る?
冷凍は保存期間を延ばす便利な方法ですが、解凍後の食感は変化します。特に薄く切った破竹は、冷凍によって柔らかくなりやすい傾向があります。
冷凍保存したものは、炊き込みご飯や炒め物、汁物など、加熱調理を前提とした料理に使うと無駄なく活用できます。
【プロの結論】破竹のおいしさを最大限に引き出す3つの判断基準
破竹をおいしく食べるために、特別な調理技術は必要ありません。大切なのは、鮮度・加熱・保存の3点を使い分けることです。
第一に、鮮度を優先すること。購入したらできるだけ早く下処理を済ませます。破竹はアクが少ないとはいえ、収穫後に時間が経過すると風味や食感が変わります。
第二に、料理に合わせて茹で加減を変えること。煮物や炊き込みご飯なら適度な柔らかさまで下ゆでし、炒め物や天ぷらなら食感を残すように調整します。
第三に、食べる予定から保存方法を選ぶこと。数日以内に食べるなら水に浸して冷蔵し、すぐに使わない分は小分け冷凍します。
旬の破竹を一度に大量に入手した場合でも、最初にまとめて下処理しておけば、毎日の食事に少しずつ取り入れられます。手間をかけるべきなのは最初の下ごしらえであり、その後の料理はシンプルで十分です。
【破竹のレシピ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:破竹はアク抜きしないでそのまま食べられますか?
A1:破竹は孟宗竹よりアクが少ないため、新鮮で柔らかいものなら米ぬかを使わずに調理できます。ただし、生のまま食べるのではなく、基本的には皮をむいて下ゆでしてから料理に使うのがおすすめです。
Q2:破竹の茹で時間は何分くらいですか?
A2:皮をむいて切った新鮮な破竹なら、10~20分程度がひとつの目安です。太いものや成長したものはさらに時間がかかるため、根元に竹串がすっと通るか確認してください。
Q3:破竹は米ぬかなしでも茹でられますか?
A3:はい。破竹はえぐみが少ないため、水だけで下ゆでする方法が一般的です。成長して硬くなったものや、えぐみが気になるものには米ぬかや米のとぎ汁を使用しても構いません。
Q4:下ゆでした破竹は冷蔵庫で何日保存できますか?
A4:清潔な容器に入れて全体を水に浸し、冷蔵庫で保存します。毎日水を交換し、3~5日程度を目安に食べきりましょう。状態がよくても約1週間を目安にし、異臭やぬめり、変色があれば食べないでください。
Q5:破竹は冷凍すると何か月保存できますか?
A5:家庭での冷凍保存は約1か月が目安です。下ゆでしてから食べやすい大きさに切り、小分けにして空気を抜いた冷凍用保存袋に入れましょう。解凍後は食感が変わりやすいため、炒め物や炊き込みご飯などに使うのがおすすめです。
Q6:破竹の皮はどこまでむけばよいですか?
A6:外側の硬い皮と、食べられる部分に残った薄皮を取り除きます。根元の硬い部分も切り落としてください。穂先は柔らかい部分を残すと、煮物や天ぷらにした際においしく仕上がります。
Q7:破竹のおすすめの食べ方は何ですか?
A7:初めてなら煮物や豚肉との炒め物がおすすめです。破竹の淡白な味わいを生かすなら天ぷら、旬の香りを楽しむなら炊き込みご飯も適しています。余った分はきんぴらや味噌汁にすると、毎日の献立に取り入れやすくなります。
まとめ:破竹は簡単な下処理と保存で旬のおいしさを楽しもう
破竹は、孟宗竹に比べてアクが少なく、細身でシャキシャキとした食感が魅力のタケノコです。5月を中心に旬を迎え、地域によっては6月上旬頃まで楽しめます。
調理の基本は、皮をむいて硬い部分を取り除き、水で下ゆですること。新鮮で柔らかいものなら米ぬかを使わずに調理でき、茹で時間は10~20分程度を目安に竹串で確認します。
料理は、だしを含ませた煮物、豚肉との炒め物、天ぷら、炊き込みご飯が定番です。バター醤油炒めやきんぴら、ごまマヨ和えなどの簡単なおかずにも向いています。
保存する場合は、水に浸して冷蔵し、早めに食べきることが基本です。すぐに使わない分は下ゆでして冷凍すれば、約1か月を目安に保存できます。
旬の時期にしか味わえない破竹の魅力は、特別な調味料や複雑な工程がなくても十分に引き出せます。まずはシンプルな煮物や炒め物から始め、天ぷらや炊き込みご飯などにも挑戦してみてください。下処理と保存のコツを押さえれば、破竹を最後まで無駄なく、おいしく楽しめます。 (出典: 破竹 の レシピ(Yahoo!ニュース))