豚肉の部位一覧を徹底解説!ロース・肩ロース・バラ・ヒレの違いと料理別の選び方

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豚肉の部位一覧を徹底解説!ロース・肩ロース・バラ・ヒレの違いと料理別の選び方
豚肉の部位一覧を徹底解説!ロース・肩ロース・バラ・ヒレの違いと料理別の選び方
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🎵 豚肉の部位一覧を徹底解説!ロース・肩ロース・バラ・ヒレの違いと料理別の選び方

豚肉は、部位によって脂身と赤身の割合、柔らかさ、旨味、価格、適した調理方法が大きく異なります。スーパーでよく見かけるロース、肩ロース、バラ、ヒレ、モモは、それぞれ豚の体の異なる場所にあり、肉質にもはっきりとした個性があります。例えば、とんかつならロースやヒレ、生姜焼きなら肩ロースやロース、角煮ならバラ肉というように、料理に合わせて選ぶことで仕上がりは大きく変わります。

2026年10月現在、豚肉の部位は一般的な精肉の分類だけでなく、焼肉店で使われるトントロやハラミなどの名称も広く知られています。この記事では、豚肉の部位一覧と名前・位置を整理したうえで、ロースと肩ロースの違い、バラ肉とモモ肉の比較、ヒレの柔らかさ、赤身と脂身の特徴、部位別の価格傾向まで詳しく解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 豚肉の基本部位:かた、肩ロース、ロース、ヒレ、バラ、モモ、そとももが代表的な精肉の分類。
  • 部位ごとの違い:脂の旨味ならバラや肩ロース、柔らかさならヒレ、赤身の食べやすさならモモがおすすめ。
  • 料理別の選び方:とんかつはロース・ヒレ、生姜焼きは肩ロース・ロース、煮込み料理はバラ・かたが適している。

【豚肉の部位一覧】名前と位置を図解するようにわかりやすく解説

豚肉の部位
【画像】豚肉 の 部位 関連ショット

豚肉の部位を理解するには、まず豚の体のどこから取れる肉なのかを知ることが大切です。日本の食肉小売品質基準では、豚肉の部分肉は基本的に7つの区分で整理されています。

代表的なのは、かた、かたロース、ロース、ヒレ、ばら、もも、そとももです。これらは豚の前脚側、背中、腹部、後脚側などに分布しています。

公益財団法人日本食肉流通センターや日本食肉消費総合センターの部位解説でも、それぞれの位置と肉質、用途が紹介されています。

1. かた(ウデ)|前脚の付け根にある旨味の強い赤身

豚肉の部位
【写真】豚肉 の 部位 近影・注目カット

かたは、豚の前脚の付け根から肩周辺にかけて位置する部位です。よく動かす筋肉が集まっているため、赤身が多く、筋や結合組織を含んでいます。

肉質は比較的しっかりしており、きめがやや粗めです。一方、肉そのものの旨味が強く、加熱すると濃厚な風味が出ます。

薄切りにすれば炒め物や豚汁、角切りにすればカレーやシチューなどに利用できます。特に、時間をかけて煮込む料理では、肉の旨味を生かしやすい部位です。

2. 肩ロース|首から肩にかけて広がるコクのある肉

豚肉の部位
【資料】豚肉 の 部位 報道・メディア記録

肩ロースは、首に近い肩から背中の前方にかけて位置する部位です。赤身の中に脂肪が細かく入り込んでいるため、適度な霜降り状になっています。

特徴は、赤身の旨味と脂身のコクを同時に楽しめることです。ロースよりも肉の風味が濃く、ほどよい噛み応えがあります。

生姜焼き、焼肉、チャーシュー、カレー、しゃぶしゃぶなど、幅広い料理に使える万能型の部位です。焼くときは筋を切っておくと、加熱による反り返りを抑えやすくなります。

3. ロース|背中に位置する柔らかさと脂身のバランスが魅力の部位

ロースは、豚の背中の中央から腰にかけて位置する肉です。きめが細かく、赤身は柔らかで、外側に適度な脂肪が付いています。

特に特徴的なのは、赤身部分と外側の脂身が比較的はっきり分かれていることです。この脂身には風味があり、調理時に取り除きすぎるとロース本来のおいしさが弱くなることがあります。

厚切りならとんかつやポークソテー、薄切りなら生姜焼きや豚しゃぶに向いています。

4. ヒレ|背骨の内側にある最も柔らかな赤身

ヒレは、背骨の内側に沿って位置する細長い筋肉です。豚1頭から取れる量が限られており、精肉としては比較的希少な部位です。

豚肉の中でも特にきめが細かく、柔らかい肉質が特徴です。脂肪が少ない一方で、赤身そのものが柔らかく、淡白で上品な味わいを楽しめます。

代表的な料理はヒレカツ、ポークソテー、ステーキです。脂身が少ないため、長時間加熱すると水分が失われてパサつきやすくなります。加熱しすぎないことが、おいしく仕上げるポイントです。

5. バラ|お腹側にある赤身と脂身が重なった部位

バラは、豚の腹部に位置する部位です。赤身と脂身が交互に層を作っていることから、三枚肉とも呼ばれます。

脂肪が多く、濃厚な旨味とジューシーな食感が特徴です。加熱すると脂が溶け出し、料理全体にコクを与えます。

角煮、ベーコン、焼豚、肉じゃが、サムギョプサルなどに適しています。骨付きのバラ肉はスペアリブとして流通することもあります。

6. モモ|後脚にある脂肪の少ない赤身肉

モモは、豚の後脚からお尻にかけて位置する部位です。筋肉が多く、脂肪が比較的少ない赤身肉として知られています。

きめが細かく、脂身の強い肉が苦手な人にも食べやすいのが特徴です。薄切りなら炒め物やしゃぶしゃぶ、ブロックならローストポークや焼豚に利用できます。

ただし、脂肪が少ないため、加熱しすぎると硬くなりやすい点には注意が必要です。

7. そともも|後脚の外側にあるあっさりした赤身

そとももは、後脚の外側に位置する部位です。運動量の多い筋肉を含み、一般的なモモ肉と比べて繊維がしっかりした部分もあります。

比較的あっさりした味わいで、薄切りや細切りにして炒め物、煮込み料理、豚汁などに使われます。厚切りのまま強火で長時間焼くよりも、繊維を意識して切り分けると食べやすくなります。

【部位別の特徴と違い】ロース・肩ロース・バラ・ヒレ・モモを徹底比較

豚肉を購入するときに迷いやすいのが、ロースと肩ロース、バラ肉とモモ肉の違いです。見た目が似ている場合でも、脂肪の入り方や筋肉の性質によって、食感や料理との相性は異なります。

まず、代表的な部位を位置、脂身と赤身の特徴、食感、適した料理、市場取引価格の観点から整理します。

部位位置・肉質赤身と脂身の特徴おすすめ料理市場価格の目安かた(うで)前脚の付け根。筋が多く旨味が濃い赤身中心。適度な脂肪豚汁、カレー、シチュー791円/kg肩ロース首から肩の背側。コクが強い赤身に脂肪が細かく混ざる生姜焼き、焼肉、チャーシュー1,246円/kgロース背中。きめが細かく柔らかい赤身と外側の脂身が分かれるとんかつ、ソテー、しゃぶしゃぶ1,172円/kgヒレ背骨の内側。非常に柔らかい赤身中心で脂肪が少ないヒレカツ、ソテー1,144円/kgバラ腹部。赤身と脂身が層状脂身が多く濃厚角煮、焼肉、ベーコン1,273円/kgモモ後脚。きめ細かな赤身赤身が多く脂肪が少ないローストポーク、炒め物、焼豚774円/kg

価格について:市場価格は公益財団法人日本食肉流通センターが公表した首都圏の豚カット肉「Ⅰ」の週間取引データを使用しています。対象期間は2026年10月18日~24日、公表日は10月27日です。数値は1kg当たりの刈込み平均値で、消費税込みの取引価格です。一般消費者向けスーパーの店頭価格とは異なります。

ロースと肩ロースの違いは脂肪の入り方と旨味

ロースと肩ロースは名前が似ていますが、肉質には明確な違いがあります。

ロースは、背中の中央から腰にかけての筋肉で、きめが細かく柔らかいのが特徴です。脂身は主に外側に付き、赤身との境目が比較的分かりやすくなっています。

一方、肩ロースは首に近い肩側の背肉です。赤身の中に脂肪が入り込んでいるため、焼いたときに脂の旨味が広がり、濃厚な味わいになります。

選び方を簡単に整理すると、次のようになります。

  • 柔らかさと上品な味わいを重視するならロース。
  • 脂の旨味と肉らしい濃厚さを求めるなら肩ロース。
  • とんかつやポークソテーにはロース。
  • 生姜焼きや焼肉には肩ロース。

ただし、肩ロースもロースも調理方法によって幅広く活用できます。どちらか一方だけが優れているわけではなく、求める食感や味付けによって使い分けるのが合理的です。

バラ肉とモモ肉の比較|脂身の多さとカロリーを意識する

バラ肉とモモ肉は、脂肪量の違いが特に分かりやすい組み合わせです。

バラ肉は脂身と赤身が交互に重なり、脂の甘みとジューシーさを楽しめます。焼くと脂が出て、料理全体に濃厚な風味が加わります。

モモ肉は赤身が主体で、脂肪が少ない傾向にあります。肉本来の味を楽しみたい場合や、脂質を抑えた食事を考えている場合に選びやすい部位です。

栄養面でも違いがあります。文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」では、豚肉について、脂身付き、皮下脂肪なし、赤肉、脂身などの状態を分けて成分値を掲載しています。つまり、同じ部位でも脂身をどれだけ取り除くかによって、実際の脂質やエネルギー量は変わります。

脂質を抑えたいなら、モモ肉の赤身部分やヒレを選ぶのが基本です。一方、脂の旨味を生かした料理を作りたいなら、バラ肉のほうが満足感を得やすいでしょう。

豚ヒレ肉の柔らかさと特徴|脂肪が少ないのになぜ柔らかい?

ヒレ肉が柔らかい理由は、背骨の内側に位置し、比較的きめ細かな筋肉で構成されていることにあります。

脂肪が少ない肉は硬いと思われがちですが、柔らかさは脂肪量だけで決まりません。筋肉の繊維、結合組織、運動量、加熱条件などが関係します。

ヒレは赤身中心でありながら、繊維が細かく、噛み切りやすい部位です。そのため、脂っこさを抑えながら柔らかい肉料理を楽しみたい場合に適しています。

ただし、脂肪が少ない分、加熱しすぎると水分が抜けやすいという弱点があります。厚切りにする場合は、火を入れすぎないように調整することが大切です。

【料理別おすすめ】焼肉・とんかつ・生姜焼き・煮込みに合う豚肉の部位

豚肉は基本的にどの部位でも幅広い料理に使えますが、料理の完成度を高めるには、肉質と調理法を合わせることがポイントです。

豚肉の焼肉におすすめの部位

焼肉では、肩ロースとバラ肉が特におすすめです。

肩ロースは赤身と脂身のバランスがよく、焼くことで肉の旨味と脂のコクが引き立ちます。タレ焼きにも塩焼きにも向いています。

バラ肉は脂身が多く、焼いたときの香ばしさとジューシーさが魅力です。サムギョプサルのように厚切りにして焼く料理にも適しています。

また、焼肉店で見かけるトントロは首周辺の肉です。脂が多く、独特の歯ごたえがあります。通常のロースやバラとは異なる部位の楽しみ方ができます。

脂身が苦手な場合は、モモ肉の薄切りやロースを選ぶと、比較的あっさりした焼肉になります。

豚肉のとんかつに合う部位|ロースとヒレの選び分け

とんかつの代表的な部位はロースとヒレです。

ロースカツは、赤身の柔らかさに加えて、外側の脂身の旨味を楽しめます。食べ応えがあり、ジューシーなとんかつが好きな人に向いています。

ヒレカツは、脂肪が少なく、柔らかな赤身を楽しめるのが特徴です。脂っこさを抑えたい人や、あっさりしたとんかつを好む人に適しています。

選び方の基準はシンプルです。濃厚でジューシーな味を優先するならロース、柔らかさとあっさりした食べやすさを優先するならヒレです。

豚肉の生姜焼きに適した部位|肩ロースとロースが定番

生姜焼きには、肩ロースまたはロースがおすすめです。

肩ロースは脂肪が赤身に混ざっているため、焼いても風味が残りやすく、生姜や醤油の味付けによく合います。肉の旨味をしっかり感じたい場合に適しています。

ロースはきめが細かく、柔らかな食感が魅力です。脂身の量を調整しやすく、家庭で作る定番の生姜焼きにも使いやすい部位です。

薄切り肉を使う場合は、強火で長時間加熱しないことがポイントです。肉が硬くなる前に火を通し、タレを絡めて仕上げると食べやすくなります。

豚肉の煮込み料理に合う部位|バラ・かた・ウデを使い分ける

煮込み料理には、バラ肉やかた、ウデなどがおすすめです。

バラ肉は脂身が多く、じっくり煮込むと柔らかくなり、料理全体にコクが生まれます。豚の角煮や煮豚に適しています。

かた・ウデは筋や結合組織を含むため、時間をかけた煮込み料理に向いています。カレー、シチュー、ポークビーンズ、豚汁などに使うと、肉の旨味を生かせます。

肩ロースもチャーシューや煮豚に適しています。赤身の旨味と脂のバランスを楽しみたい場合におすすめです。

煮込み料理で注意したいのは、単純に加熱時間を長くすればよいわけではないことです。肉の大きさや筋の量に合わせて、弱火でじっくり加熱することが仕上がりを左右します。

【2026年の価格比較】豚肉の部位はどれが安い?高い?

豚肉の価格は、部位、産地、銘柄、加工状態、販売地域などによって変動します。一般的には、モモやウデなどの赤身中心の部位は比較的購入しやすく、バラや肩ロースなどは脂肪の入り方や需要によって価格が高くなることがあります。

2026年10月の首都圏市場データでは、部位ごとに次のような価格差が確認できます。

2026年10月の市場取引価格から見る傾向

2026年10月18日から24日までの豚カット肉「Ⅰ」の週間データでは、モモが774円/kg、ウデが791円/kgとなっています。一方、バラは1,273円/kg、肩ロースは1,246円/kgでした。

この期間のデータでは、モモやウデが比較的低価格で、バラや肩ロースが高い水準でした。ヒレは1,144円/kgで、今回のデータではロースの1,172円/kgを下回っています。

この結果から分かるのは、一般的な「希少部位ほど必ず市場価格が高い」という単純な関係ではないことです。実際の価格は流通量や需要、取引条件によって変わります。なお、これらは市場取引価格であり、スーパーの販売価格を示すものではありません。

コストパフォーマンスを重視するならモモとウデ

毎日の食費を抑えながら豚肉料理を楽しみたいなら、モモやウデは有力な選択肢です。

モモは脂肪が少なく、薄切り、細切り、ブロックなど幅広い形状で使えます。ウデは煮込み料理やひき肉料理に向いており、肉の旨味を生かした献立に便利です。

一方、脂のコクを重視する料理では、バラや肩ロースを選ぶ価値があります。価格だけで比較するのではなく、料理の仕上がりと食べる量を含めて考えることが大切です。

スーパーで価格を比較するときの注意点

スーパーの価格を比較する際は、100g当たりの価格だけでなく、次の条件も確認しましょう。

  • 国産豚肉か輸入豚肉か。
  • 銘柄豚やブランド豚などの付加価値があるか。
  • 脂身付きか、脂身を取り除いた状態か。
  • 厚切り、薄切り、ブロックなど加工形状が異なるか。
  • 冷蔵品か冷凍品か。
  • 特売や値引きが適用されているか。

同じロースでも、厚切りのとんかつ用と薄切りの炒め物用では加工条件が違います。単純な価格比較ではなく、実際に使用する料理に合った商品を選ぶと無駄がありません。

【豚肉の部位の見分け方】赤身と脂身・色・鮮度をチェック

スーパーの精肉売り場では、部位名だけでなく、肉の色や脂身の入り方を見ることで、どのような食感や味わいになるかをある程度判断できます。

赤身と脂身の割合を見分けるポイント

赤身と脂身の見た目には、部位ごとの特徴が表れます。

  • ロース:赤身の外側に脂身が付いている。
  • 肩ロース:赤身の中に脂肪が細かく入り込んでいる。
  • バラ:赤身と脂身が何層にも重なっている。
  • ヒレ:脂肪が少なく、全体的に赤身が中心。
  • モモ:脂肪が少なく、均一な赤身に見える。
  • ウデ:筋や筋肉の境目が見られ、赤身が主体。

ここで注意したいのは、部位ごとに赤身と脂身の割合が一律に決まっているわけではないことです。同じロースでも、外側の脂身を切り落とした商品と脂身付きの商品では、脂質の量が異なります。

文部科学省の食品成分データでも、部位別に脂身付き、皮下脂肪なし、赤肉などの区分が設けられています。栄養成分を比較する場合は、部位名だけでなく、どの状態の肉なのかをそろえる必要があります。

新鮮な豚肉の見分け方

豚肉を購入する際は、次のポイントを確認しましょう。

  • 赤身の色:艶のある淡いピンク色を目安にする。
  • 脂身の色:白色または乳白色で、艶があるものを選ぶ。
  • 肉の表面:適度な弾力があり、切り口が滑らかなものが望ましい。
  • ドリップ:パックの中に赤い液体が大量に出ていないものを選ぶ。
  • におい:不快な異臭がないことを確認する。

全国食肉事業協同組合連合会や日本ハムの精肉選びの解説でも、豚肉は淡紅色の艶、白い脂肪、ドリップの少なさなどが選ぶ際の目安として紹介されています。

なお、パックの肉が重なった部分だけ黒っぽく見える場合は、空気に触れていないことによる発色の違いである可能性があります。色だけで鮮度を判断せず、ドリップやにおい、保存状態も合わせて確認することが大切です。

部位ごとの形状から判断する方法

肉の形状も、部位を見分けるヒントになります。

例えば、バラ肉は脂身と赤身が交互に並ぶ層状の断面が特徴です。肩ロースは赤身の中に脂肪が散らばり、細かな模様が見られます。ヒレは細長い円筒状に近い形をしており、比較的均一な赤身が確認できます。

ロースは赤身の外側に脂身が付いていることが多く、モモは脂肪が少ない均一な肉色をしています。

ただし、薄切り肉や細切れ肉では元の形状が分かりにくい場合があります。その場合は、商品ラベルの部位表示を確認するのが確実です。

【調理で失敗しないコツ】部位に合わせた下ごしらえと加熱方法

豚肉は、部位に合った下ごしらえをすることで、硬さやパサつきを抑え、旨味を引き出しやすくなります。

筋切りで肩ロースやロースの反り返りを防ぐ

肩ロースやロースを厚切りで焼く場合は、赤身と脂身の境目にある筋を数か所切っておくと、加熱による収縮を抑えられます。

特に生姜焼き用の厚めの肉やポークソテーでは、筋切りをしておくと焼き上がりの形が整いやすくなります。

ヒレやモモは加熱しすぎない

ヒレやモモは脂肪が少ないため、長時間加熱すると水分が抜けて硬くなりやすい部位です。

焼く場合は、厚さに合わせて火加減を調整し、必要以上に加熱し続けないことがポイントです。モモ肉を炒め物に使う場合は、繊維を断つ方向に切ると食べやすくなります。

バラ肉は余分な脂を調整して仕上げる

バラ肉は脂身の旨味が魅力ですが、料理によっては脂が多くなりすぎることがあります。

角煮や煮豚では、下ゆでや煮込みによって余分な脂を調整すると、濃厚さを残しながら食べやすく仕上がります。炒め物では、肉から出た脂の量に応じて追加する油を調整しましょう。

豚肉は中心部まで十分に加熱する

調理方法にかかわらず、豚肉は生や加熱不十分な状態で食べないことが重要です。

厚生労働省は、食肉の食中毒予防に関して、中心部を75℃で1分間以上加熱することを基本的な目安として示しています。また、これと同等の条件として、70℃で3分間、69℃で4分間、68℃で5分間などの加熱条件も示されています。

温度と時間を確認する際は、肉の表面ではなく中心部の温度を測ることが重要です。厚切りの肉や塊肉では、中心まで熱が伝わっているかを確認しましょう。

【豚肉の部位】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:豚肉の部位は全部で何種類ありますか? A1:一般的な精肉の部分肉は、かた、かたロース、ロース、ヒレ、ばら、もも、そとももの7区分で整理されています。これとは別に、焼肉用のトントロやハラミ、タンなどの名称もあります。

Q2:豚肉で一番柔らかい部位はどこですか? A2:一般的にはヒレが最も柔らかな部位として知られています。脂肪が少なく、きめの細かい赤身が特徴です。脂身の旨味やジューシーさを重視するならロースもおすすめです。

Q3:豚肉で脂身が少ない部位はどこですか? A3:ヒレやモモが代表的です。特にヒレは脂肪が少なく、柔らかな赤身を楽しめます。モモも脂肪が比較的少なく、普段の炒め物やローストポークに使いやすい部位です。

Q4:豚肉の生姜焼きにはロースと肩ロースのどちらが合いますか? A4:濃厚な旨味と脂のコクを求めるなら肩ロース、柔らかさと食べやすさを重視するならロースがおすすめです。どちらも生姜焼きに適しています。

Q5:豚肉のとんかつはロースとヒレのどちらがおすすめですか? A5:ジューシーで食べ応えのあるとんかつならロース、脂肪が少なく柔らかなとんかつならヒレがおすすめです。好みの脂身の量で選ぶと失敗しにくくなります。

Q6:豚肉で煮込み料理に一番向いている部位はどこですか? A6:濃厚な味わいを求めるならバラ、肉の旨味を生かしたカレーやシチューならかた・ウデがおすすめです。チャーシューや煮豚には肩ロースも適しています。

Q7:豚肉で比較的安い部位はどこですか? A7:一般的にはモモやウデなどが比較的購入しやすい部位です。ただし、実際の価格は産地、銘柄、加工状態、販売地域、時期によって変わります。

Q8:豚バラ肉とモモ肉はどちらがヘルシーですか? A8:脂質を抑えたい場合は、一般的に脂肪の少ないモモ肉が選びやすいでしょう。バラ肉は脂身が多く、濃厚な味わいが特徴です。健康面を意識する場合は、部位だけでなく脂身の取り除き方や調理に使う油の量も確認しましょう。

まとめ:豚肉の部位は料理・脂身・価格の3つで選ぶのが正解

豚肉の部位は、それぞれ位置や肉質、脂身と赤身の割合、食感が異なります。ロースは柔らかさと適度な脂身、肩ロースは濃厚な旨味、バラは脂のコク、ヒレは柔らかくあっさりした赤身、モモは脂肪の少なさが大きな特徴です。

料理別に選ぶなら、とんかつはロース・ヒレ、生姜焼きは肩ロース・ロース、焼肉は肩ロース・バラ、煮込み料理はバラ・かた・ウデが有力な選択肢です。

価格を重視するならモモやウデ、脂身の旨味を楽しみたいならバラや肩ロースなど、目的によって選ぶ部位を変えると、食費と料理の満足度を両立しやすくなります。

【プロの結論】豚肉選びで最も大切なのは、単純に高い部位や柔らかい部位を選ぶことではありません。料理に必要な肉質を見極めることです。脂の旨味が必要な料理には脂身のある部位、繊細な食感を求める料理にはきめの細かい部位、長時間煮込む料理には筋や結合組織を含む部位を選ぶ。この基本を押さえるだけで、同じ豚肉料理でも仕上がりは大きく変わります。

スーパーで豚肉を購入するときは、部位名だけでなく、赤身と脂身の状態、肉の厚さ、鮮度、価格を総合的に確認しましょう。豚肉の特徴を理解して使い分ければ、毎日の家庭料理から本格的な肉料理まで、より幅広く楽しめます。 (出典: 豚肉 の 部位(Yahoo!ニュース))