日本シリーズ過去の全結果を1950〜2026年で総覧!歴代日本一とMVP・優勝回数を徹底解説
日本シリーズの過去の結果を振り返ると、1950年の第1回から2026年まで、プロ野球の勢力図が大きく変化してきたことが分かる。歴代最多の日本一22回を誇る読売ジャイアンツに対し、2026年には福岡ソフトバンクホークスが2年連続13度目の日本一を達成。横浜DeNAベイスターズを4勝0敗で下し、西武ライオンズと並ぶ歴代2位の優勝回数に到達した。
この記事では、日本シリーズ歴代優勝チーム一覧を1950年から2026年まで年度別に整理し、対戦カード、シリーズの勝敗、最高殊勲選手(MVP)をまとめた。さらに、球団別日本一回数ランキング、2024年のDeNA対ソフトバンク、2025年のソフトバンク対阪神、最新の2026年の結果まで、記録から見える日本プロ野球の歴史と勢力変化を詳しく解説する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代最多:読売ジャイアンツが日本シリーズ22回優勝でトップ。2026年終了時点でも最多記録を維持している。
- 2026年最新結果:福岡ソフトバンクホークスが横浜DeNAベイスターズに4連勝。2年連続13度目の日本一を達成した。
- 歴代2位:ソフトバンクと西武がともに13回。前身球団を含めた通算記録で並んでいる。
【2026年最新】日本シリーズ過去の結果は?ソフトバンクがDeNAに4連勝
2026年10月28日、SMBC日本シリーズ第4戦で福岡ソフトバンクホークスが横浜DeNAベイスターズに4対2で勝利した。これによりシリーズ通算4勝0敗となり、ソフトバンクが2年連続13度目の日本一を決めた。
日本野球機構(NPB)の公式発表によると、2026年の対戦カードは2024年以来2年ぶりとなるDeNA対ソフトバンク。第1戦から第4戦までソフトバンクが勝利し、DeNAは日本一にあと一歩届かなかった。
2026年の全4試合の結果は次のとおりだ。
- 第1戦・10月24日:ソフトバンク 3-1 DeNA
- 第2戦・10月25日:ソフトバンク 4-3 DeNA
- 第3戦・10月27日:ソフトバンク 2-1 DeNA
- 第4戦・10月28日:ソフトバンク 4-2 DeNA
4試合のスコアを見ると、ソフトバンクが一方的に大差をつけたわけではない。第2戦は1点差、第3戦も1点差、第4戦も2点差だった。接戦を確実にものにする試合運びが、4連勝という結果につながった。
特に第3戦まで3試合連続で延長戦となったことも特徴的だった。NPBのデイリーリポートでは、日本シリーズ史上初めての開幕3試合連続延長戦として紹介されている。第4戦ではソフトバンクが逆転勝ちを収め、シリーズを締めくくった。
2026年の日本シリーズMVPは正木智也
2026年の最高殊勲選手賞(MVP)には、福岡ソフトバンクホークスの正木智也が選ばれた。
敢闘選手賞は横浜DeNAベイスターズの東克樹が受賞。優秀選手賞にはソフトバンクの杉山一樹、山本祐大、庄子雄大が選出された。日本一を決めたチームだけでなく、最後まで競り合ったDeNAの選手にも評価が与えられた。
2026年の優勝によって、ソフトバンクは通算13度目の日本一に到達した。これは前身の南海ホークス、福岡ダイエーホークス時代の優勝を含む数字であり、巨人の22回に次いで西武と並ぶ歴代2位の記録となる。
2026年の日本シリーズの試合結果と表彰選手は、NPB公式記録で確認できる。
【1950年第1回から2026年まで】日本シリーズ歴代優勝チーム・対戦カード・勝敗・MVP一覧
日本シリーズは1950年に第1回大会が開催された。セ・リーグとパ・リーグの代表球団が日本一を争う大会として始まり、2026年までに通算77回を数える。
記念すべき1950年の第1回大会では、毎日オリオンズが松竹ロビンスを4勝2敗で破って初代日本一に輝いた。最高殊勲選手には毎日の別当薫が選ばれている。
以下は1950年から2026年までの歴代日本シリーズの一覧だ。勝敗は原則として優勝球団側から表記し、引き分けがあった年度は「4勝2敗1分」のように記載している。球団名は原則として当時の名称を使用した。
日本シリーズ歴代77大会の完全一覧
| 年度 | 日本一 | 対戦相手 | シリーズ成績 | 最高殊勲選手(MVP) |
|---|---|---|---|---|
| 1950 | 毎日 | 松竹 | 4勝2敗 | 別当薫 |
| 1951 | 巨人 | 南海 | 4勝1敗 | 南村不可止 |
| 1952 | 巨人 | 南海 | 4勝2敗 | 別所毅彦 |
| 1953 | 巨人 | 南海 | 4勝2敗1分 | 川上哲治 |
| 1954 | 中日 | 西鉄 | 4勝3敗 | 杉下茂 |
| 1955 | 巨人 | 南海 | 4勝3敗 | 別所毅彦 |
| 1956 | 西鉄 | 巨人 | 4勝2敗 | 豊田泰光 |
| 1957 | 西鉄 | 巨人 | 4勝0敗 | 大下弘 |
| 1958 | 西鉄 | 巨人 | 4勝3敗 | 稲尾和久 |
| 1959 | 南海 | 巨人 | 4勝0敗 | 杉浦忠 |
| 1960 | 大洋 | 大毎 | 4勝0敗 | 近藤昭仁 |
| 1961 | 巨人 | 南海 | 4勝2敗 | 宮本敏雄 |
| 1962 | 東映 | 阪神 | 4勝2敗 | 土橋正幸・種茂雅之 |
| 1963 | 巨人 | 西鉄 | 4勝3敗 | 長嶋茂雄 |
| 1964 | 南海 | 阪神 | 4勝3敗 | ジョー・スタンカ |
| 1965 | 巨人 | 南海 | 4勝1敗 | 長嶋茂雄 |
| 1966 | 巨人 | 南海 | 4勝2敗 | 柴田勲 |
| 1967 | 巨人 | 阪急 | 4勝2敗 | 森昌彦 |
| 1968 | 巨人 | 阪急 | 4勝2敗 | 高田繁 |
| 1969 | 巨人 | 阪急 | 4勝2敗 | 長嶋茂雄 |
| 1970 | 巨人 | ロッテ | 4勝1敗 | 長嶋茂雄 |
| 1971 | 巨人 | 阪急 | 4勝1敗 | 末次利光 |
| 1972 | 巨人 | 阪急 | 4勝1敗 | 堀内恒夫 |
| 1973 | 巨人 | 南海 | 4勝1敗 | 堀内恒夫 |
| 1974 | ロッテ | 中日 | 4勝2敗 | 弘田澄男 |
| 1975 | 阪急 | 広島 | 4勝0敗2分 | 山口高志 |
| 1976 | 阪急 | 巨人 | 4勝3敗 | 福本豊 |
| 1977 | 阪急 | 巨人 | 4勝1敗 | 山田久志 |
| 1978 | ヤクルト | 阪急 | 4勝3敗 | 大杉勝男 |
| 1979 | 広島 | 近鉄 | 4勝3敗 | 高橋慶彦 |
| 1980 | 広島 | 近鉄 | 4勝3敗 | ジム・ライトル |
| 1981 | 巨人 | 日本ハム | 4勝2敗 | 西本聖 |
| 1982 | 西武 | 中日 | 4勝2敗 | 東尾修 |
| 1983 | 西武 | 巨人 | 4勝3敗 | 大田卓司 |
| 1984 | 広島 | 阪急 | 4勝3敗 | 長嶋清幸 |
| 1985 | 阪神 | 西武 | 4勝2敗 | ランディ・バース |
| 1986 | 西武 | 広島 | 4勝3敗1分 | 工藤公康 |
| 1987 | 西武 | 巨人 | 4勝2敗 | 工藤公康 |
| 1988 | 西武 | 中日 | 4勝1敗 | 石毛宏典 |
| 1989 | 巨人 | 近鉄 | 4勝3敗 | 駒田徳広 |
| 1990 | 西武 | 巨人 | 4勝0敗 | オレステス・デストラーデ |
| 1991 | 西武 | 広島 | 4勝3敗 | 秋山幸二 |
| 1992 | 西武 | ヤクルト | 4勝3敗 | 石井丈裕 |
| 1993 | ヤクルト | 西武 | 4勝3敗 | 川崎憲次郎 |
| 1994 | 巨人 | 西武 | 4勝2敗 | 槙原寛己 |
| 1995 | ヤクルト | オリックス | 4勝1敗 | トーマス・オマリー |
| 1996 | オリックス | 巨人 | 4勝1敗 | トロイ・ニール |
| 1997 | ヤクルト | 西武 | 4勝1敗 | 古田敦也 |
| 1998 | 横浜 | 西武 | 4勝2敗 | 鈴木尚典 |
| 1999 | ダイエー | 中日 | 4勝1敗 | 秋山幸二 |
| 2000 | 巨人 | ダイエー | 4勝2敗 | 松井秀喜 |
| 2001 | ヤクルト | 近鉄 | 4勝1敗 | 古田敦也 |
| 2002 | 巨人 | 西武 | 4勝0敗 | 二岡智宏 |
| 2003 | ダイエー | 阪神 | 4勝3敗 | 杉内俊哉 |
| 2004 | 西武 | 中日 | 4勝3敗 | 石井貴 |
| 2005 | ロッテ | 阪神 | 4勝0敗 | 今江敏晃 |
| 2006 | 日本ハム | 中日 | 4勝1敗 | 稲葉篤紀 |
| 2007 | 中日 | 日本ハム | 4勝1敗 | 中村紀洋 |
| 2008 | 西武 | 巨人 | 4勝3敗 | 岸孝之 |
| 2009 | 巨人 | 日本ハム | 4勝2敗 | 阿部慎之助 |
| 2010 | ロッテ | 中日 | 4勝2敗1分 | 今江敏晃 |
| 2011 | ソフトバンク | 中日 | 4勝3敗 | 小久保裕紀 |
| 2012 | 巨人 | 日本ハム | 4勝2敗 | 内海哲也 |
| 2013 | 楽天 | 巨人 | 4勝3敗 | 美馬学 |
| 2014 | ソフトバンク | 阪神 | 4勝1敗 | 内川聖一 |
| 2015 | ソフトバンク | ヤクルト | 4勝1敗 | 李大浩 |
| 2016 | 日本ハム | 広島 | 4勝2敗 | ブランドン・レアード |
| 2017 | ソフトバンク | DeNA | 4勝2敗 | デニス・サファテ |
| 2018 | ソフトバンク | 広島 | 4勝1敗1分 | 甲斐拓也 |
| 2019 | ソフトバンク | 巨人 | 4勝0敗 | ジュリスベル・グラシアル |
| 2020 | ソフトバンク | 巨人 | 4勝0敗 | 栗原陵矢 |
| 2021 | ヤクルト | オリックス | 4勝2敗 | 中村悠平 |
| 2022 | オリックス | ヤクルト | 4勝2敗1分 | 杉本裕太郎 |
| 2023 | 阪神 | オリックス | 4勝3敗 | 近本光司 |
| 2024 | DeNA | ソフトバンク | 4勝2敗 | 桑原将志 |
| 2025 | ソフトバンク | 阪神 | 4勝1敗 | 山川穂高 |
| 2026 | ソフトバンク | DeNA | 4勝0敗 | 正木智也 |
この一覧から分かるように、日本シリーズは巨人の黄金期、西武の黄金期、そしてソフトバンクの現代的な強さなど、時代によって主役が入れ替わってきた。特に2026年は、ソフトバンクが13度目の優勝を達成し、歴代ランキングの2位タイに浮上した節目の大会だった。
【球団別日本一回数ランキング】巨人22回、ソフトバンク13回、西武13回
日本シリーズの歴代優勝回数を比較する際に重要なのが、球団名の変更や前身球団の扱いだ。例えば、現在の福岡ソフトバンクホークスには南海ホークスと福岡ダイエーホークスの優勝記録が引き継がれている。
同様に、西武には西鉄ライオンズ、オリックスには阪急ブレーブス、DeNAには大洋ホエールズや横浜ベイスターズの系譜がある。以下は前身球団を含めた2026年終了時点の日本一回数だ。
- 読売ジャイアンツ:22回
- 福岡ソフトバンクホークス:13回
- 埼玉西武ライオンズ:13回
- 東京ヤクルトスワローズ:6回
- オリックス・バファローズ:5回
- 千葉ロッテマリーンズ:4回
- 広島東洋カープ:3回
- 北海道日本ハムファイターズ:3回
- 横浜DeNAベイスターズ:3回
- 中日ドラゴンズ:2回
- 阪神タイガース:2回
- 東北楽天ゴールデンイーグルス:1回
読売ジャイアンツの日本一22回は歴代最多
巨人の22回という記録は、現在も他球団を大きく引き離している。その象徴が、1965年から1973年まで続いた日本シリーズ9連覇、いわゆるV9だ。
川上哲治監督のもと、長嶋茂雄、王貞治、堀内恒夫、柴田勲らを擁した巨人は、1960年代から1970年代初頭にかけて圧倒的な強さを見せた。9年連続で日本一になるという記録は、日本シリーズの歴史を語るうえで欠かせない。
ただし、巨人の最後の日本一は2012年。22回という通算記録は圧倒的だが、直近の優勝年を見ると、現在の勢力図とは異なる時代に築かれた実績であることも分かる。
ソフトバンクは2026年に西武と並ぶ13回へ
2026年の優勝で、ソフトバンクは13度目の日本一を達成した。前身の南海ホークス時代から数えると、1959年、1964年、1999年、2003年、2011年、2014年、2015年、2017年、2018年、2019年、2020年、2025年、2026年が優勝年度となる。
特に2000年代以降の成績は際立つ。2014年から2015年の連覇、2017年から2020年にかけての4連覇、そして2025年と2026年の2年連続優勝など、現代の日本シリーズを象徴する球団となっている。
西武も前身の西鉄時代を含めて13回。1950年代の西鉄黄金期と、1980年代から2000年代にかけての西武黄金期が優勝回数を押し上げた。
セ・リーグとパ・リーグの通算優勝回数
リーグ別に見ると、2026年終了時点ではパ・リーグが39回、セ・リーグが38回。2025年終了時点では両リーグが38回ずつだったが、2026年のソフトバンク優勝によってパ・リーグが1回上回った。
この数字は、長年にわたって続いてきた両リーグの競争が、ほぼ互角であることも示している。単年度の連覇や特定球団の黄金期だけでなく、長い期間で見れば両リーグが日本一を分け合ってきた。
【近年の名勝負】2024年DeNA対ソフトバンク、2025年ソフトバンク対阪神
2024年から2026年までの日本シリーズは、ソフトバンクとDeNAを中心に、毎年異なるドラマを生んだ。特に2024年のDeNAによる逆転優勝と、2025年のソフトバンクの王座奪還は、直近の歴史を理解するうえで重要な対戦だ。
2024年:DeNAがソフトバンクを4勝2敗で破り26年ぶり日本一
2024年の日本シリーズは、横浜DeNAベイスターズ対福岡ソフトバンクホークス。DeNAが4勝2敗でシリーズを制し、1998年以来26年ぶり3度目の日本一を達成した。
第1戦と第2戦はソフトバンクが連勝。DeNAは敵地で連敗を喫し、厳しい状況に追い込まれた。しかし、第3戦から流れが変わる。東克樹の粘投や桑原将志の活躍などでDeNAが反撃し、4連勝で日本一を決めた。
NPB公式記録に残る全6試合のスコアは次のとおり。
- 第1戦:DeNA 3-5 ソフトバンク
- 第2戦:DeNA 3-6 ソフトバンク
- 第3戦:DeNA 4-1 ソフトバンク
- 第4戦:DeNA 5-0 ソフトバンク
- 第5戦:DeNA 7-0 ソフトバンク
- 第6戦:DeNA 11-2 ソフトバンク
最高殊勲選手賞は桑原将志。敢闘選手賞にはソフトバンクの今宮健太が選ばれた。
この優勝で注目されたのは、DeNAがセ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち抜いて日本一になった点だ。レギュラーシーズンの順位がそのまま日本シリーズの結果に直結するわけではないことを示す、象徴的な下剋上だった。
2025年:ソフトバンクが阪神を4勝1敗で下して12度目の日本一
2025年は福岡ソフトバンクホークスと阪神タイガースが対戦した。ソフトバンクが4勝1敗で阪神を破り、5年ぶり12度目の日本一を獲得した。
第1戦では阪神が2対1で先勝したものの、第2戦ではソフトバンクが10対1と大勝。第3戦、第4戦、第5戦も接戦をものにし、最終的に4連勝でシリーズを終えた。
全5試合の結果は以下のとおり。
- 第1戦:ソフトバンク 1-2 阪神
- 第2戦:ソフトバンク 10-1 阪神
- 第3戦:ソフトバンク 2-1 阪神
- 第4戦:ソフトバンク 3-2 阪神
- 第5戦:ソフトバンク 3-2 阪神(延長11回)
最高殊勲選手賞は山川穂高。敢闘選手賞は阪神の佐藤輝明だった。山川は第2戦から第4戦まで3試合連続本塁打を放つなど、シリーズの中心選手として活躍した。
2025年の優勝によってソフトバンクは12回目の日本一となり、翌2026年の連覇につながった。
2024年と2025年で見えたシリーズの違い
両大会を比較すると、2024年は序盤の連敗からDeNAが4連勝で巻き返したシリーズ、2025年は第1戦を落としたソフトバンクが第2戦以降に立て直したシリーズだった。
どちらも先に2勝、あるいは初戦を取った側が必ず勝つわけではないことを示している。日本シリーズは短期決戦であり、先発投手の起用、救援陣の疲労、打線のつながり、守備の一つのミスが勝敗を左右する。
【日本シリーズの仕組み】4勝先取制と引き分け・第8戦の条件
日本シリーズは、セ・リーグとパ・リーグの代表球団が日本一を争うポストシーズンの最終決戦だ。基本的には最大7試合を行い、先に4勝した球団が日本一となる。
基本ルールは7試合制・4勝先取
2026年の開催要項では、一方のチームが4勝した時点でシリーズ終了と定められている。したがって、4連勝なら4試合、3勝1敗から1勝を追加すれば5試合、3勝3敗なら第7戦まで行う。
通常の開催日程では、第1戦・第2戦を一方の球団の本拠地で行い、第3戦から第5戦をもう一方の球団の本拠地で開催する。その後、第6戦と第7戦が必要になれば、最初の球団の本拠地に戻る。
引き分けがあると第8戦に進む場合もある
日本シリーズは、必ずしも7試合以内で決着するとは限らない。2026年の開催要項では、第7戦までの試合は延長12回をもって引き分けとし、第7戦終了時点で優勝が決まらなければ第8戦を実施する規定となっている。
さらに第8戦でも決着しない場合は、移動日を設けて第9戦を行う規定もある。過去には1986年の西武対広島で第8戦まで行われた。第1戦から第6戦までに3勝3敗、1引き分けとなり、第8戦で西武が日本一を決めている。
そのほか、1953年、1975年、2018年、2022年などにも引き分けを含むシリーズがあった。勝敗表を見る際は、引き分けを敗戦と同じように数えないことが大切だ。
日本シリーズMVPとレギュラーシーズンMVPは別の賞
日本シリーズで授与される最高殊勲選手賞は、シリーズ期間中の活躍を評価する賞だ。レギュラーシーズンの最優秀選手賞とは選考対象が異なる。
例えば、2024年の最高殊勲選手はDeNAの桑原将志、2025年はソフトバンクの山川穂高、2026年は同じくソフトバンクの正木智也だった。優勝チームの中心選手が選ばれるケースが多いが、シリーズでの働きが評価の軸となる。
また、最高殊勲選手賞のほかに敢闘選手賞や優秀選手賞も設けられている。敗れたチームからも選手が選出されるため、優勝球団だけでなく対戦相手の活躍も記録に残る。
【プロの結論】日本シリーズの歴史から読み解く3つの重要ポイント
1950年から2026年までの77大会を俯瞰すると、日本シリーズの記録には単なる優勝回数以上の意味がある。長期的な球団の強さ、短期決戦の難しさ、そして球団の歴史を正しく引き継ぐことの重要性が浮かび上がる。
1. 通算優勝回数だけで現在の強さを判断しない
巨人の22回という記録は歴代最多だが、最後の日本一は2012年。一方、ソフトバンクは2025年と2026年に連覇し、通算13回まで数字を伸ばした。
この違いは、歴史的な実績と現在の競争力を分けて評価する必要性を示している。過去の優勝回数は球団の伝統を表す一方、直近の成績は現在の戦力やチーム運営の成果を反映する。
2. リーグ優勝と日本一は同じではない
日本シリーズに進出するには、レギュラーシーズンの順位だけでなく、クライマックスシリーズを勝ち抜く必要がある。そのため、リーグ優勝球団以外が日本シリーズに出場し、そのまま日本一になるケースも存在する。
代表例は、2007年の中日、2010年のロッテ、2018年と2019年のソフトバンク、2024年のDeNAだ。特に2024年のDeNAはセ・リーグ3位から日本一まで駆け上がった。
したがって、日本シリーズの結果を分析するときは、リーグ順位、日本シリーズ進出までの経緯、シリーズ自体の勝敗を分けて見る必要がある。
3. 球団別ランキングは前身球団の扱いが重要
球団別日本一回数を調べる際に見落とされやすいのが、球団名の変更や運営母体の変遷だ。
例えば、ソフトバンクの13回は現在の球団名になってからの優勝だけではない。南海、ダイエー、ソフトバンクの各時代を通じた記録である。西武の13回も西鉄時代の優勝を含む。
一方、2004年にオリックスと合併した近鉄バファローズの日本シリーズ出場記録は、オリックスの優勝回数に単純合算されない。球団の沿革と記録の集計方法を理解することが、正確なランキングを読むための判断基準となる。
なお、2026年終了時点では、現存する12球団すべてに少なくとも1回の日本一経験がある。歴代回数に差はあるものの、各球団がそれぞれの時代に頂点を経験していることも、日本シリーズの歴史の特徴だ。
【日本シリーズの過去】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本シリーズで最も優勝回数が多い球団はどこ?
A1:読売ジャイアンツで、2026年終了時点で通算22回。1965年から1973年までの9連覇が特に有名で、現在も歴代最多記録を維持している。
Q2:2026年の日本シリーズで優勝した球団とMVPは?
A2:福岡ソフトバンクホークスが横浜DeNAベイスターズを4勝0敗で破り、2年連続13度目の日本一を達成した。最高殊勲選手賞は正木智也が受賞。敢闘選手賞はDeNAの東克樹だった。
Q3:日本シリーズは何勝すれば日本一になる?
A3:原則として先に4勝した球団が日本一となる。基本は最大7試合だが、引き分けが発生して第7戦終了時点でも決着しない場合は、第8戦以降が行われることがある。
まとめ:日本シリーズの過去を知ればプロ野球の勢力変化が見えてくる
1950年の第1回から2026年まで、日本シリーズは77回の歴史を積み重ねてきた。歴代最多は読売ジャイアンツの22回。福岡ソフトバンクホークスと埼玉西武ライオンズが13回で続き、2026年のソフトバンクの連覇によって歴代2位タイの争いが新たな局面を迎えた。
直近では、2024年にDeNAがソフトバンクを破って26年ぶりの日本一を達成し、2025年にはソフトバンクが阪神を下して王座に返り咲いた。そして2026年、同じDeNAとの対戦を4連勝で制し、13度目の日本一に到達した。
日本シリーズの過去を調べる際は、優勝回数だけでなく、対戦カード、シリーズ勝敗、MVP、前身球団を含む集計方法にも注目したい。歴代記録を時系列で追うことで、巨人のV9、西武の黄金期、ソフトバンクの現代的な強さ、そしてDeNAの下剋上といったプロ野球の大きな転換点が見えてくる。
2026年の日本一はソフトバンク。13回目の優勝を新たな歴史に刻み、巨人の22回という最多記録にどこまで迫るのか。次回以降の日本シリーズでも、球団の伝統と新しい勢力の台頭が注目される。
主な参照記録:日本野球機構(NPB)の2026年公式試合結果・表彰選手、2025年・2024年公式記録、歴代日本シリーズ記録。
(出典: 日本 シリーズ 過去(Yahoo!ニュース))