エクアドル代表の2026年最新情報|W杯結果・FIFA順位・ガジャルド新体制を徹底解説
2026年10月現在、サッカーエクアドル代表は、ワールドカップでの戦いを終え、新たにアルゼンチン人指導者マルセロ・ガジャルドを迎えた新体制へと移行している。2026年FIFAワールドカップではグループステージを突破したものの、ラウンド32で開催国メキシコに0-2で敗退。大会後にはセバスティアン・ベカセセ監督との契約を更新せず、9月13日にガジャルドの新監督就任を発表した。
FIFAランキングでは10月7日更新時点で世界24位。モイセス・カイセド、ウィリアン・パチョ、ピエロ・インカピエら欧州の強豪クラブで活躍する選手を擁し、南米でも存在感を示すチームだ。一方、エネル・バレンシアの代表引退や新監督のアジア遠征での未勝利など、世代交代と戦術の再構築という課題も抱えている。2026年の実績、最新メンバー、監督交代の背景、フォーメーション、日本代表との対戦成績まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年W杯の結果:グループステージを突破したが、ラウンド32でメキシコに0-2で敗れた。
- 監督とFIFAランキング:9月13日にマルセロ・ガジャルドが新監督に就任。10月7日更新のFIFAランキングでは世界24位となった。
- 注目選手:モイセス・カイセドとウィリアン・パチョがチームの中心。エネル・バレンシアは2026年W杯後に代表引退を表明した。
【2026年10月最新】エクアドル代表の現在地は?監督・順位・W杯結果を整理
エクアドル代表は南米サッカー連盟(CONMEBOL)に所属する男子サッカー代表チームで、愛称は「ラ・トリ(La Tri)」。国旗の黄色、青、赤を基調とするユニフォームでも知られている。
かつては南米の中でもワールドカップ出場が難しいチームだったが、2002年の日韓大会で初出場を果たして以降、国際舞台で着実に実績を積み重ねてきた。2026年大会は通算5度目のワールドカップ出場であり、若手の欧州移籍が進んだこともチームの競争力を押し上げている。
2026年10月時点の基本情報
- チーム名:エクアドル代表
- 愛称:ラ・トリ(La Tri)
- 所属連盟:南米サッカー連盟(CONMEBOL)
- 監督:マルセロ・ガジャルド
- FIFAランキング:24位(2026年10月7日更新)
- ランキングポイント:1,587.07ポイント
- 2026年W杯成績:ラウンド32敗退
- W杯出場回数:5回(2002・2006・2014・2022・2026年)
- W杯最高成績:ベスト16(2006年ドイツ大会)
FIFAの男子世界ランキングは2026年10月7日に更新され、エクアドルは前回の25位から1つ順位を上げて24位となった。南米勢ではアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ウルグアイに続く5番手に位置している。
注目したいのは、アジア遠征で勝利を挙げられなかったにもかかわらず、ランキングが上昇した点だ。韓国には0-3で敗れた一方、日本とパナマには90分間で引き分けている。FIFAランキングは単純な勝敗数ではなく、対戦相手の強さなどを反映するポイント制であるため、順位の変動と直近の試合内容は分けて見る必要がある。
2026年W杯南米予選では2位で突破
エクアドルは2026年ワールドカップ南米予選を29ポイントの2位で終え、開催国枠以外の南米代表として本大会への出場権を獲得した。首位アルゼンチンとは9ポイント差だった。
FIFAが紹介した予選のデータで特に目を引くのは守備力だ。ベカセセ監督の就任後、対象となる12試合で失点はわずか2。攻撃面では同期間に9得点と少なかったものの、失点を抑えて勝ち点を積み上げるチーム作りが結果につながった。
エネル・バレンシアはこの期間に6得点を記録し、攻撃の中心を担った。堅い守備と個人能力の高い中盤を組み合わせるスタイルは、エクアドルの競争力を支える大きな特徴となっている。
【W杯2026の結果】ドイツ撃破からメキシコ戦0-2の敗退まで
2026年ワールドカップでエクアドルはグループEに入り、コートジボワール、キュラソー、ドイツと対戦した。初戦こそ落としたが、最終戦ではドイツを破り、決勝トーナメント進出を決めている。
グループステージの試合結果
2026年6月14日:コートジボワール戦 0-1で敗戦
初戦はコートジボワールに0-1で敗れた。エクアドルはボールを保持する時間を作ったものの、得点を奪えず、勝ち点を得られなかった。大会の出だしとしては厳しい結果だった。
2026年6月20日:キュラソー戦 0-0で引き分け
第2戦ではキュラソーと対戦。エクアドルはボール保持率75%を記録したが、最後までゴールを割れなかった。試合を支配することと、決定機を得点に結びつけることの違いが浮き彫りになった一戦だ。
2026年6月25日:ドイツ戦 2-1で勝利
グループステージ最終戦では強豪ドイツを2-1で撃破した。この勝利によってエクアドルは勝ち点を積み上げ、ラウンド32進出を果たした。大会前の予想を覆すような結果であり、守備の粘り強さと切り替えの速さを示した試合だった。
ラウンド32・メキシコ戦は0-2で敗退
決勝トーナメント最初の相手は開催国メキシコだった。試合は2026年6月30日にメキシコシティで行われ、エクアドルは0-2で敗れた。
メキシコは前半22分にフリアン・キニョネスが先制。さらに31分にはラウル・ヒメネスが追加点を挙げ、前半のうちに2点のリードを築いた。
エクアドルは後半に反撃を試みたが、最後まで得点を奪えなかった。終盤にはピエロ・インカピエが退場処分を受け、追い上げの可能性もさらに厳しくなった。
最終的にメキシコが2-0で勝利し、エクアドルはラウンド32で大会を終えた。ドイツを破る力を持ちながら、開催国との一発勝負では攻撃の精度と試合運びに課題を残した。
エクアドル代表の歴代ワールドカップ成績
エクアドルが初めてワールドカップに出場したのは2002年の日韓大会。それ以前は南米予選を突破できなかったが、2000年代に入って代表チームの競争力が大きく向上した。
- 2002年・日韓大会:グループステージ敗退。クロアチア戦でワールドカップ初勝利を記録した。
- 2006年・ドイツ大会:ベスト16。ポーランドに2-0、コスタリカに3-0で勝利し、決勝トーナメントへ進出。イングランドに0-1で敗れた。
- 2014年・ブラジル大会:グループステージ敗退。スイスに1-2で敗れ、ホンジュラスに2-1で勝利、フランスとは0-0で引き分けた。
- 2022年・カタール大会:グループステージ敗退。開催国カタールに2-0で勝利し、オランダと1-1で引き分けたが、セネガルに1-2で敗れた。
- 2026年・北中米大会:ラウンド32敗退。コートジボワールに敗れ、キュラソーと引き分け、ドイツを破った後、メキシコに0-2で敗れた。
最高成績は現在も2006年ドイツ大会のベスト16だ。ただし、2026年大会は48チーム制でラウンド32が設けられている。2006年のベスト16と2026年のラウンド32では大会方式が異なるため、単純に順位だけでチームの実力を比較することには注意したい。
【2026年最新メンバー】カイセド、パチョら主力選手の特徴と世代交代
エクアドル代表の強みは、欧州のトップクラブでプレーする選手を複数抱えていることだ。特に中盤のモイセス・カイセドと最終ラインのウィリアン・パチョは、チームの骨格を形成する存在として知られている。
ただし、2026年10月31日時点で最新の公開メンバーとして確認できるのは、9月29日に日本サッカー協会(JFA)が掲載したキリンカップ向けの招集リストだ。これはワールドカップ本大会のメンバーとは異なる。
直近の招集メンバー
JFAが公表した9月29日付のリストは、以下の28選手で構成されている。
GK:エルナン・ガリンデス、ゴンサロ・バジェ、モイセス・ラミレス。
DF:フェリックス・トーレス、ペルビス・エストゥピニャン、アンヘロ・プレシアード、ジャクソン・ポロソ、レオナルド・レアルペ、ウィリアン・パチョ、ホセ・ウルタド、フリシオ・カイセド、デインネル・オルドニェス。
MF:アラン・フランコ、ホルディ・アルシバル、ジョン・イェボア、ゴンサロ・プラタ、ペドロ・ビテ、ジョン・メルカド、ジェレミー・サルミエント、アラン・ミンダ、ニルソン・アングロ、アンソニー・バレンシア、デニル・カスティージョ、オスカル・サンブラーノ、ケニー・アロヨ。
FW:ホルディ・カイセド、ケビン・ロドリゲス、フアン・リケルメ・アングロ。
このリストには、ワールドカップで主力を務めたモイセス・カイセドやピエロ・インカピエ、エネル・バレンシアの名前がない。それぞれ事情が異なるため、単純に代表から外れたと判断するのは早計だ。
エクアドル代表を支える注目選手
| 選手 | ポジション・役割 | 2026年の状況と注目点 |
|---|---|---|
| モイセス・カイセド | MF・守備的ミッドフィルダー | チェルシー所属。ボール奪取、守備範囲、攻守の切り替えを担う中盤の中心。9月の招集はコンディション面の問題で見送られた。 |
| ウィリアン・パチョ | DF・センターバック | パリ・サンジェルマン所属。対人守備とカバーリングに優れ、代表の守備を支える。9月の招集にも選ばれた。 |
| ピエロ・インカピエ | DF・センターバック/左サイドバック | アーセナル所属。複数の守備ポジションに対応できる選手。9月は負傷によるコンディション不良で招集外となった。 |
| エネル・バレンシア | FW・センターフォワード | 代表歴代最多得点者。W杯後に代表引退を表明し、9月28日にも復帰しない意向を明言した。 |
| ペルビス・エストゥピニャン | DF・左サイドバック | ACミラン所属。左サイドの攻撃参加と守備の両面で重要な役割を担う。9月の招集メンバーにも選出された。 |
| フアン・リケルメ・アングロ | FW・若手アタッカー | インデペンディエンテ・デル・バジェ所属。ガジャルド体制で代表初ゴールを記録し、新世代の候補として注目される。 |
モイセス・カイセドはなぜ重要なのか
モイセス・カイセドは、エクアドル代表の中盤を語るうえで欠かせない存在だ。チェルシーでプレーする守備的ミッドフィルダーで、相手の攻撃を遮断する能力だけでなく、ボールを奪った後に攻撃へ移る際の判断力にも優れている。
彼の特徴は、広い範囲をカバーできる運動量と、相手の攻撃の芽を早い段階で摘み取る守備能力にある。カイセドが中盤で安定してプレーできれば、前線の選手はより攻撃に専念しやすくなる。
2026年9月のガジャルド体制初招集では、負傷やコンディション調整のためメンバーから外れた。これは代表での立場が低下したという意味ではなく、回復状況を考慮した判断と報じられている。
ウィリアン・パチョが守備の軸を担う
パリ・サンジェルマンでプレーするウィリアン・パチョは、エクアドル代表の最終ラインを支えるセンターバックだ。身体能力を生かした対人守備に加え、相手の縦への突破を抑える対応力が持ち味となっている。
9月24日の韓国戦では3失点を喫したものの、10月1日の日本戦では守備の中心として安定したプレーを見せた。JFAの試合レポートも、パチョを中心としたエクアドルの堅い守備と球際の強さを評価している。
カイセドが中盤で相手の攻撃を止め、パチョが最終ラインを統率する。この2人が本来の状態でそろうことが、ガジャルド体制の安定に向けた重要な条件になる。
エネル・バレンシアの代表引退と新しい得点源
エネル・バレンシアは、エクアドル代表の歴史を代表するストライカーだ。ワールドカップでの通算得点数はエクアドル選手の中で最多。2026年大会でも攻撃の中心としてプレーした。
しかし、ワールドカップ終了後に代表からの引退を決断した。2026年9月28日、クラブでの活躍を受けて代表復帰の可能性を問われた際にも、本人は「もう決断した。ここで終えることになった」との趣旨を語り、代表復帰を否定している。
そのため、ガジャルド監督にとっては新しい得点源の確立が大きなテーマとなる。ホルディ・カイセド、ケビン・ロドリゲス、フアン・リケルメ・アングロらが候補となるが、バレンシアのような経験と決定力を一人の選手に求めるのではなく、複数の選手で得点を分担する形も考えられる。
【新監督マルセロ・ガジャルド】就任の背景と初陣3試合の結果
2026年9月13日、エクアドルサッカー連盟(FEF)はアルゼンチン人指導者マルセロ・ガジャルドの代表監督就任を発表した。前任のセバスティアン・ベカセセとの契約を更新せず、ワールドカップ後の新しいチーム作りを託した形だ。
ロイター通信などの報道によると、ガジャルドはリーベル・プレートでの指導実績を持つ50歳の監督。2015年と2018年のコパ・リベルタドーレス制覇など、南米クラブサッカーで大きな実績を残してきた人物だ。ウルグアイのナシオナルやサウジアラビアのアル・イテハドでも指導経験がある。
契約は2030年W杯まで
現地報道によれば、契約期間は2030年ワールドカップまで。代表チームを短期間で立て直すだけではなく、次のワールドカップに向けて継続的にチームを構築する長期計画となっている。
ガジャルドにとって、代表監督はクラブ指導とは異なる挑戦だ。クラブでは日常的なトレーニングを通じて戦術を浸透させられるが、代表チームは選手が集まる期間が限られる。短い準備時間で、異なるクラブに所属する選手たちの役割を整理しなければならない。
しかもエクアドルには、カイセドやパチョのように世界的な評価を受ける選手がいる一方、バレンシアの代表引退という大きな変化もある。実績ある選手を中心に据えるだけでなく、若手をどのように組み込むかが監督の腕の見せどころとなる。
ガジャルド体制の初陣は韓国に0-3
新体制の初戦は2026年9月24日の韓国戦だった。水原ワールドカップ競技場で行われた試合は、エクアドルが0-3で敗れた。
韓国は後半54分にオ・ヒョンギュ、58分にソン・フンミン、86分にイ・ドンギョンが得点。エクアドルは前半こそ無失点で耐えたが、後半に失点を重ねた。
エクアドルのボール保持率は41%、パス数は336本。新監督の戦術を十分に実行するには準備期間が短く、選手間の連係にも課題が残った。
日本戦は0-0、パナマ戦は1-1
10月1日の日本戦では、90分間を0-0で終えた。韓国戦からボール保持率が53%に上昇し、パス数も521本まで増加。守備の安定感は改善したものの、シュートは5本、枠内シュートは1本にとどまった。
PK戦では日本が5-3で勝利。エクアドルは試合内容を改善した一方、攻撃の決定力を示せなかった。
10月5日のパナマ戦は1-1。前半38分にパナマのホスエ・ベルガラに先制されたが、後半58分にフアン・リケルメ・アングロが同点ゴールを決めた。PK戦ではパナマが7-6で勝利し、エクアドルはキリンカップを4位で終えた。
90分間の成績で整理すると、ガジャルド体制の最初の3試合は1敗2分け。PK戦を含めると3試合とも勝利を挙げられなかったことになる。
ただし、試合の内容には変化が見られた。Primiciasの10月5日付戦術分析によると、パナマ戦ではボール保持率54%、シュート15本を記録。日本戦の5本から大幅に増加し、横方向のパスだけでなく、前方のスペースを狙う攻撃が増えた。
同記事でガジャルドは、チームが主導権を握るという基本方針を維持する考えを示している。
「チームが主導権を握る。その考え方は変わらない」
結果だけを見れば厳しいスタートだが、指揮官が目指す方向性は少しずつ表れている。11月の国内親善試合は、その変化が継続するかを判断する機会になる。
【フォーメーションと強さ】エクアドル代表の戦術は何が優れているのか
エクアドル代表の強さを理解するには、個々の選手の能力だけでなく、守備から攻撃への切り替えに注目したい。身体能力の高い選手をそろえ、球際の競争力と中盤の回収力を生かして相手の攻撃を止めることが基本的な強みだ。
ベカセセ時代の基本形は4-2-2-2
2026年ワールドカップでは、ベカセセ監督は4-2-2-2を基本形として採用する試合が多かった。中盤の2人が守備のバランスを取り、その前に配置された選手が相手のライン間でボールを受ける形だ。
試合によっては3-1-4-2も使用しており、相手の守備配置や試合展開に応じて柔軟に変更していた。
この戦術では、カイセドが中盤でボールを奪い、前線やサイドへ素早く展開することが重要になる。パチョを中心としたセンターバック陣が後方を支え、両サイドの選手が攻撃に参加できる点も特徴だ。
ガジャルドはボール保持と縦への攻撃を重視
ガジャルド体制では、これまでの堅守を維持しながら、ボールを保持して試合の主導権を握る方向へ変化する兆しがある。
韓国戦ではボール保持率41%だったが、日本戦では53%、パナマ戦では54%に上昇した。特にパナマ戦ではシュート数が15本まで増えており、相手ゴールに近い位置でプレーする機会も増えている。
ただし、現段階でガジャルドの完成形となるフォーメーションが確立されたわけではない。代表活動は準備時間が短く、選手の招集状況や対戦相手によって配置を変更する余地がある。
エクアドル代表の強みと課題
強みは守備の強度と中盤の運動量だ。カイセドのボール奪取能力、パチョの対人守備、サイドバックの身体能力を組み合わせることで、相手に自由な攻撃を許しにくい。
2026年南米予選で、ベカセセ体制の12試合における失点が2だったことは、守備組織の完成度を示すデータとして重要だ。
一方、課題は得点力にある。予選での12試合9得点という数字に加え、ワールドカップでもキュラソー戦を無得点で終え、メキシコ戦でもゴールを奪えなかった。ボールを奪う能力が高くても、最後のパスやシュートの精度が伴わなければ、強豪相手に勝ち切ることは難しい。
さらに、エネル・バレンシアの代表引退によって、前線の得点力と経験をどう補うかという問題も生まれた。中盤や守備の質を維持しながら、攻撃の選択肢を増やせるかが今後の評価ポイントになる。
【日本代表との対戦成績】2026年10月の日本対エクアドル戦も振り返る
エクアドル代表は日本代表にとっても、これまで何度も対戦してきた南米の相手だ。身体能力の高さや球際の強さを持つチームであり、日本代表の戦術的な特徴を確認するうえでも興味深い対戦相手となっている。
日本とエクアドルの過去の対戦
エクアドルと日本の対戦は1995年から続いている。エクアドル紙エル・ウニベルソが整理した記録によると、1996年の準備試合を含めた対戦は、2026年10月の試合前までに5試合。1996年の試合は公式Aマッチとして扱われていない点に注意が必要だ。
2026年10月1日のキリンカップでの対戦を加えると、6回の対戦となる。1996年の非公式戦を含めれば、日本が2勝、エクアドルが1勝、引き分けが3試合という内訳だ。公式Aマッチに限定すれば、日本が2勝、引き分けが3試合で、エクアドルの勝利はない。
2026年10月1日のキリンカップは0-0、PK戦で日本が勝利
横浜国際総合競技場で行われた2026年10月1日の試合は、90分間で両チームとも得点できず、0-0で終了した。
エクアドルは韓国戦から守備の安定感を改善し、パチョを中心に日本の攻撃を抑えた。日本サッカー協会の試合レポートでも、エクアドルの球際の強さと、ボールを奪った直後の素早い攻撃が評価されている。
一方、日本はPK戦で5人全員が成功。エクアドルは3人目のキックをGK鈴木彩艶に止められ、最終的に日本が5-3で勝利した。
過去の対戦結果一覧
- 1995年5月28日:日本 3-0 エクアドル(キリンカップ)
- 1996年3月6日:日本 0-1 エクアドル(準備試合・公式Aマッチ対象外)
- 2006年3月30日:日本 1-0 エクアドル(国際親善試合)
- 2019年6月24日:エクアドル 1-1 日本(コパ・アメリカ)
- 2022年9月27日:エクアドル 0-0 日本(国際親善試合)
- 2026年10月1日:日本 0-0 エクアドル(キリンカップ、日本がPK戦5-3で勝利)
2019年のコパ・アメリカでは、エクアドルと日本は1-1で引き分けた。この試合では日本の中島翔哉が先制し、エクアドルのアンヘル・メナが同点ゴールを決めている。両チームとも決勝トーナメント進出を逃した試合として記録されている。
日本代表にとってエクアドルは、技術だけではなくフィジカル面でも対応力が求められる相手だ。特に中盤での球際と、ボールを奪われた直後の守備への切り替えが勝敗を左右する。
【今後の注目点】11月の親善試合と2030年W杯への新体制
2026年10月末の時点で、エクアドル代表はガジャルド監督の戦術を浸透させる段階にある。次の目標は、アジア遠征での未勝利から立て直し、国内の試合で新しいチームの方向性を示すことだ。
11月はコスタリカとボリビアとの親善試合
エクアドルサッカー連盟の公式チケット・試合日程情報によると、11月には国内で2試合の親善試合が予定されている。
- 2026年11月13日:エクアドル対コスタリカ(キト・オリンピコ・アタワルパ競技場、19時開始予定)
- 2026年11月17日:エクアドル対ボリビア(グアヤキル・バンコ・ピチンチャ競技場、18時30分開始予定)
ガジャルド監督にとって、エクアドル国内で指揮を執る最初の機会となる。アジア遠征では準備期間が短く、選手のコンディションにもばらつきがあった。11月の試合では、国内のサポーターの前でチームの完成度を高められるかが焦点になる。
今後チェックしたい3つのポイント
1. カイセドとインカピエの復帰状況
中盤のカイセドと守備のインカピエは、いずれも代表の主力候補だ。9月の招集ではコンディション面の問題があったため、今後の招集やクラブでの出場状況が注目される。
2. バレンシアの後継者探し
代表歴代最多得点者の引退によって、前線には新しいリーダーが必要となった。ホルディ・カイセドやケビン・ロドリゲス、若手のリケルメ・アングロらが、どこまで得点面で存在感を示せるかが重要になる。
3. ボール保持と得点力の両立
ガジャルドはボールを保持して主導権を握るサッカーを目指している。だが、ポゼッションを増やすだけでは勝利につながらない。パナマ戦のようにシュート数を増やし、得点に結びつける攻撃の質を高められるかが、次の段階の評価基準となる。
【エクアドル代表の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のエクアドル代表のFIFAランキングは何位?
A1:2026年10月7日更新の男子FIFAランキングで世界24位、1,587.07ポイントとなっている。南米では5番手の順位だ。次回の公式更新は11月18日に予定されている。
Q2:2026年ワールドカップでエクアドル代表はどこまで進んだ?
A2:グループEを突破してラウンド32に進出した。コートジボワールに0-1で敗れ、キュラソーと0-0で引き分けた後、ドイツに2-1で勝利。しかし、ラウンド32でメキシコに0-2で敗れ、ベスト16進出はならなかった。
Q3:エクアドル代表の現在の監督は誰?
A3:2026年9月13日に就任が発表されたアルゼンチン人のマルセロ・ガジャルド監督だ。リーベル・プレートなどで実績を残し、2030年ワールドカップを見据えた長期的なチーム作りを担っている。
Q4:エクアドル代表の中心選手は誰?
A4:中盤ではモイセス・カイセド、守備ではウィリアン・パチョが代表を代表する選手だ。ペルビス・エストゥピニャンやピエロ・インカピエも重要な存在。エネル・バレンシアは2026年W杯後に代表引退を表明している。
Q5:エクアドル代表と日本代表の対戦成績は?
A5:公式Aマッチでは日本が2勝、引き分けが3試合で、エクアドルの勝利はない。2026年10月1日の対戦も0-0で終了し、PK戦を5-3で制した日本が勝利した。
Q6:エクアドル代表のワールドカップ最高成績は?
A6:2006年ドイツ大会のベスト16だ。ポーランドとコスタリカを破って決勝トーナメントに進み、イングランドに0-1で敗れた。2026年大会ではラウンド32で敗退している。
まとめ:エクアドル代表はガジャルド新体制で2030年W杯を目指す
2026年10月現在のエクアドル代表は、世界24位のFIFAランキングと、ワールドカップでのグループステージ突破という実績を持つ南米の有力チームだ。ドイツを破る実力を見せた一方、メキシコ戦では0-2で敗れ、ベスト16進出を逃した。
代表の新しい方向性を担うのは、9月に就任したマルセロ・ガジャルド監督だ。カイセドやパチョを中心とした守備・中盤の強さを維持しながら、ボール保持と攻撃の積極性を高めることを目指している。
ただし、アジア遠征の3試合は1敗2分けで、PK戦でも2連敗。バレンシアの代表引退もあり、得点力の再構築は避けて通れない課題となっている。
【プロの結論】
エクアドル代表の実力を判断する際には、FIFAランキングだけでなく、守備力、中盤の選手層、前線の決定力、そして監督交代後の戦術的な変化をセットで見ることが大切だ。
特に注目すべきなのは、カイセドが復帰した際の中盤の安定感、パチョを中心とした守備組織、そしてバレンシアに代わる得点源の確立である。この3点が整えば、南米予選でも安定した戦いを続けられる可能性は高まる。
11月のコスタリカ戦とボリビア戦は、ガジャルド体制の進歩を測る最初の重要な機会となる。2026年のワールドカップで見せた守備力を土台に、攻撃面まで進化できるか。エクアドル代表の次の目標は、2030年ワールドカップで2006年大会のベスト16を超えることだ。