【大相撲三賞受賞者2026】殊勲賞・敢闘賞・技能賞の結果
2026年初場所の三賞は、殊勲賞1人、敢闘賞2人という結果になった。
日本相撲協会の公式記録で確認できる受賞者と最終成績は以下のとおりだ。
殊勲賞:
西前頭筆頭・初受賞
横綱2人を破る活躍で初の殊勲賞。
敢闘賞:
東関脇・4度目の受賞
千秋楽の阿炎戦を制して受賞を決めた。
敢闘賞:
西前頭4枚目・3度目の受賞
優勝決定戦まで進んだ活躍を評価された。
技能賞
2026年初場所
義ノ富士が初の殊勲賞を獲得
義ノ富士は西前頭筆頭で8勝7敗。勝ち越しを決め、初めて殊勲賞を受賞した。
特に評価されたのが、横綱・大の里と豊昇龍の両方を破ったことだ。
上位力士との対戦で結果を残し、番付上位を相手に存在感を示したことが受賞につながった。
霧島は11勝で4度目の敢闘賞
霧島は東関脇で11勝4敗。
千秋楽には敢闘賞の受賞条件が懸かる阿炎との一番を制し、4度目の敢闘賞を獲得した。
安定した勝ち星を積み重ねたことに加え、終盤まで優勝争いに絡む活躍も印象に残った。
熱海富士は優勝を逃しても敢闘賞
熱海富士は12勝3敗で優勝決定戦に進出。最後は安青錦に敗れたものの、3度目の敢闘賞を受賞した。
ここで押さえたいのが、殊勲賞の受賞条件だ。
千秋楽前の三賞選考では、熱海富士に「12勝で優勝した場合」という殊勲賞の条件が設定されていた。
結果は12勝3敗だったものの、優勝決定戦で敗れたため殊勲賞は受賞していない。敢闘賞は条件なしで決定していたため、こちらの受賞が確定した。
この違いは、千秋楽の三賞結果を理解するうえで重要なポイントだ。
技能賞はなぜ該当者なし?
技能賞は、相撲の技術や取り口などが評価対象となる三賞の一つ。
2026年初場所では、優勝争いや上位力士を破る活躍があった一方、技能賞に該当する力士は選ばれなかった。
技能賞がなかったからといって、今場所に優れた技術を見せた取組がなかったという意味ではない。三賞は勝ち星だけで機械的に決まるものではなく、選考委員会による評価を経て決定される。
【幕内星取表・全成績】2026年初場所の42力士を東西別に一覧
2026年初場所の幕内は、横綱から前頭17枚目までの東西42力士で構成された。
以下は日本相撲協会の星取表を基に整理した最終成績だ。優勝・三賞の受賞者には備考を付けている。
令和8年一月場所・幕内全力士の最終星取
出典:日本相撲協会の星取表を基にした2026年初場所の全成績。休は休場日数を示す。東西の番付順に掲載。
幕内成績で押さえておきたい注目力士
全42人の成績から、特に注目したいポイントを整理する。
- 横綱陣: 豊昇龍と大の里はともに10勝5敗。優勝争いを独占する結果にはならなかった。
- 関脇・霧島: 11勝4敗で三賞を獲得。上位陣の中でも安定した成績を残した。
- 前頭4枚目・熱海富士: 12勝3敗で優勝決定戦に進出。今場所の最大の躍進力士の一人。
- 前頭7枚目・藤ノ川: 10勝5敗と二桁勝利を達成。
- 前頭12枚目・阿炎: 10勝5敗で勝ち越しを大きく上回る成績。
- 前頭16枚目・欧勝海: 10勝5敗。幕内で存在感を示した。
また、休場日数が記録された幕内力士は伯乃富士と錦富士の2人だった。
この星取表を見ると、上位力士だけでなく、平幕の力士にも二桁勝利が複数あったことが分かる。
【十両・幕下以下の優勝結果】若ノ勝・延原ら各段優勝力士
幕内以外の各段でも、優勝力士が決定した。
日本相撲協会の「過去の成績・番付」に掲載された令和8年一月場所の公式記録によると、各段の優勝者は次の6人だ。
2026年初場所・各段優勝力士一覧
- 幕内:安青錦(西大関・12勝3敗)
- 十両:若ノ勝(東十両11枚目・12勝3敗)
- 幕下:延原(東幕下54枚目・7勝0敗)
- 三段目:花の富士(東三段目23枚目・7勝0敗)
- 序二段:光星竜(西序二段3枚目・7勝0敗)
- 序ノ口:旭富士(東序ノ口19枚目・7勝0敗)
十両優勝は若ノ勝!12勝3敗で賜杯を獲得
十両では東十両11枚目の若ノ勝が12勝3敗で優勝した。
若ノ勝は栃木県宇都宮市出身で、湊川部屋に所属する力士。本名は竹田章一郎。
幕内優勝を争った安青錦と熱海富士と同じ12勝3敗という成績を残し、十両の頂点に立った。
幕内への昇進を目指す力士にとって、十両優勝は大きな実績となる。今場所の若ノ勝は、その期待を高める結果を残した。
幕下優勝は延原!7戦全勝で制覇
幕下では東幕下54枚目の延原が7戦全勝で優勝した。
所属は二子山部屋。本名は延原闘真で、大阪府大阪市城東区出身だ。
幕下は7番相撲で優勝を争うため、7勝0敗という成績は全勝優勝を意味する。
幕下上位への進出や十両昇進を目指すうえでも、こうした場所での全勝優勝は大きなアピール材料となる。
三段目・序二段・序ノ口の優勝力士
下位の各段でも、全勝優勝が3人誕生した。
花の富士(7勝0敗)
東三段目23枚目。伊勢ヶ濱部屋所属で、本名は川副圭太。熊本県宇土市出身。
光星竜(7勝0敗)
西序二段3枚目。音羽山部屋所属で、本名は今田光星。東京都墨田区出身。
旭富士(7勝0敗)
東序ノ口19枚目。伊勢ヶ濱部屋所属で、モンゴル・ウランバートル出身。本名はバトツェツェゲ・オチルサイハン。
このように、初場所は幕内だけでなく、序ノ口から幕下まで各段で優勝力士が生まれた場所でもあった。
【プロの結論】2026年初場所から読み解く大相撲の勢力図
今回の初場所を振り返ると、単なる優勝者の決定以上に、番付上位の競争と若い力士の台頭が印象に残る。
特に重要なのは、次の3つの視点だ。
1. 安青錦の強さは連続優勝だけでは測れない
安青錦の評価で見逃せないのは、昇進直後の場所でも結果を残したことだ。
新関脇で優勝し、次の新大関場所でも優勝。しかも、最後は優勝決定戦という極めて緊張感の高い舞台で勝利した。
これは単純に12勝3敗という数字を見るだけでは分からない部分だ。
番付が上がるほど対戦相手の警戒も強くなる。その中で連続して優勝できたことに、安青錦の実力が表れている。
2. 熱海富士と霧島が示した上位争いの厚み
今場所は安青錦が優勝したものの、熱海富士も12勝3敗、霧島も11勝4敗という好成績だった。
さらに義ノ富士は横綱2人を破り、初の殊勲賞を獲得した。
この結果から分かるのは、優勝争いが一人の力士だけで決まる状況ではなかったことだ。
横綱、大関、関脇、平幕の各層で力士が存在感を示し、最後まで緊張感のある優勝争いが続いた。
3. 幕内だけでなく各段の優勝にも注目すべき
大相撲の結果を調べる際、幕内優勝だけに注目すると、場所全体の動きが見えにくくなる。
十両優勝の若ノ勝、幕下優勝の延原、下位3段の全勝優勝力士にも、それぞれ次の番付を目指す意味のある結果があった。
特に幕下優勝は、将来的な十両昇進を目指す力士の動向を追ううえで注目したい記録だ。
大相撲の結果を正しく把握するなら、幕内の優勝・三賞・星取表と、各段優勝を分けて確認することがポイントになる。
【大相撲初場所の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の大相撲初場所で優勝した力士は誰ですか?
A1:西大関の安青錦です。12勝3敗で熱海富士と並び、優勝決定戦で首投げを決めて優勝しました。
Q2:安青錦と熱海富士の優勝決定戦の決まり手は何ですか?
A2:首投げです。熱海富士が安青錦を土俵際まで追い込んだものの、安青錦が逆転の首投げで勝利しました。
Q3:2026年初場所の三賞受賞者は誰ですか?
A3:殊勲賞は義ノ富士、敢闘賞は霧島と熱海富士です。技能賞は該当者なしでした。
Q4:2026年初場所の十両優勝と幕下優勝は誰ですか?
A4:十両優勝は若ノ勝(12勝3敗)、幕下優勝は延原(7勝0敗)です。
Q5:2026年初場所の各段優勝力士を教えてください。
A5:幕内は安青錦、十両は若ノ勝、幕下は延原、三段目は花の富士、序二段は光星竜、序ノ口は旭富士です。
Q6:安青錦の優勝は何が歴史的だったのですか?
A6:新大関での優勝が2006年5月場所の白鵬以来20年ぶりだったこと、さらに新関脇から新大関にかけての2場所連続優勝が双葉山以来89年ぶりだったことです。
まとめ:安青錦の連覇と熱海富士の躍進が光った2026年初場所
2026年1月25日に千秋楽を迎えた令和8年一月場所は、安青錦の歴史的な新大関優勝で幕を閉じた。
最後まで優勝を争った熱海富士との決定戦は、首投げによる劇的な逆転勝利。12勝3敗という成績に加え、新関脇から新大関への連続優勝という89年ぶりの記録も達成した。
三賞では義ノ富士が初の殊勲賞、霧島と熱海富士が敢闘賞を受賞。技能賞は該当者なしとなった。
十両の若ノ勝、幕下の延原をはじめ、各段でも優勝力士が決まり、幕内42力士の星取表にもそれぞれの15日間の戦いが刻まれた。
今回の初場所で最も大きな収穫は、安青錦の連覇だけではない。熱海富士の躍進、義ノ富士の上位撃破、霧島の安定感、そして下位の各段で結果を残した力士たちの存在だ。
2026年初場所は、安青錦の時代を印象づけると同時に、大相撲の次の勢力図を考えるうえでも見逃せない15日間となった。