【ウルトラザウルスの設定・機体スペック】ヘリック共和国が誇る超大型ゾイド
ウルトラザウルスは、ヘリック共和国軍に所属するウルトラサウルス型ゾイドだ。恐竜を思わせる長い首と巨大な尾、強靱な四肢を持ち、背部には複数の武装や小型ゾイドを運用するための設備を備えている。
単純に火力が高いだけの機体ではない。戦場でゾイド部隊を輸送し、指揮所として機能し、必要に応じて強力な砲撃を行う。まさに共和国軍の移動要塞というべき存在である。
RZ-037の基本スペック
2000年に発売されたRZ-037の設定を基準にすると、基本性能は次のとおり。
ウルトラザウルス
全長
全高
重量
全幅
地上最高速度
50km/h
水上最高速度
47ノット
分類:ウルトラサウルス型/所属:ヘリック共和国/形式番号:RZ-037(2000年版の代表的表記)
主な武装と特徴
ウルトラザウルスは、長距離攻撃と対空戦闘の両方を想定した重武装機だ。
代表的な装備には、次のものがある。
- 360mmリニアキャノン×4門:左右に配置された主砲。大型ゾイドらしい圧倒的な火力を象徴する。
- AAZ90mm3連装パルスレーザーガン:対空・近接防御にも関わる副武装。
- AAZ100mm2連装ビーム砲:背部に備えられた火器。
- AAZ120mmビームキャノン:強力なビーム兵器。
- 8連装ミサイルランチャー:複数の目標への攻撃を想定した装備。
- AAZマニューバーミサイル:尾部などに配置されたミサイル兵装。
さらに、背部のカタパルトや格納庫によって、小型ゾイドや各種ビークルを運用できる点も見逃せない。
ウルトラザウルスの強みは、単独で敵を倒すことだけではなく、複数のゾイドを戦場へ送り出せることにある。
RZ-037とEZ-037はどう違う?
ここは検索時に混乱しやすい部分だ。
従来のゾイド関連資料や2000年版の商品ではRZ-037という形式番号が広く知られている。一方、2026年のタカラトミー公式AZ-17商品ページでは、通常版がEZ-037、DX版がEZ-037GCと記載されている。
つまり、AZ-17は商品シリーズ上の管理番号であり、EZ-037は今回の公式商品ページに掲載された機体形式番号だ。RZ-037という従来の呼称と混同しないようにしたい。
【アニメ『ゾイド -ZOIDS-』での活躍】ムンベイとロブ・ハーマンの関係
ウルトラザウルスの知名度を大きく押し上げたのが、1999年から2000年に放送されたテレビアニメ『ゾイド -ZOIDS-』だ。
アニメでは、ヘリック共和国軍の重要な戦力として登場する。特にガーディアンフォース編の終盤では、単なる大型ゾイドではなく、共和国軍の作戦拠点として物語の中心に関わっていく。
ロブ・ハーマンは指揮、ムンベイは操縦
ウルトラザウルスを語るうえで欠かせない人物が、ロブ・ハーマンとムンベイである。
ロブ・ハーマンはヘリック共和国軍の軍人で、終盤の対デススティンガー戦や対デスザウラー戦における作戦を指揮する人物だ。
一方、ムンベイは荒野の運び屋として登場した女性キャラクター。ゾイドに関する豊富な知識と操縦技術を持ち、物語終盤ではハーマンからウルトラザウルスの操縦を任される。
この役割の違いを押さえておきたい。
- ロブ・ハーマン:共和国軍側の作戦指揮・運用を担う人物。
- ムンベイ:ウルトラザウルスの操縦を担当する人物。
- バン・フライハイト:ブレードライガーに搭乗し、最終決戦に参加する主人公。
- シュバルツ大佐:グラビティカノンの射撃に関わる人物。
ムンベイがウルトラザウルスを自分の機体のように扱う姿も、作品の印象的な要素だ。
第61話・第62話で描かれた巨大ゾイドの復活
ウルトラザウルスの活躍を追うなら、第61話「巨竜大海戦」と第62話「重力砲(グラヴィティカノン)」は外せない。
第61話では、デススティンガーの脅威に対抗するため、ウルトラザウルスの武装強化が計画される。
当初のウルトラザウルスは、圧倒的な巨体を持ちながらも、敵の強力な攻撃に対抗するための決定的な武装を必要としていた。
そこで登場するのが、帝国軍の秘密工場で開発されていたグラビティカノンだ。
第62話では、巨大な砲身とジェネレーターユニットを組み合わせた重力兵器をウルトラザウルスに装備する作業が描かれる。
この一連の展開によって、ウルトラザウルスは共和国軍の移動拠点から、敵の巨大ゾイドにも対抗できる決戦兵器へと役割を変えていく。
【グラビティカノンとは?】発射シーンがシリーズ屈指の名場面になった理由
グラビティカノンは、アニメ『ゾイド -ZOIDS-』に登場した巨大重力砲だ。
通常の火砲とは異なる、重力を利用した超大型兵器として設定されている。ウルトラザウルスの巨体に取り付けられるほどの規模であり、砲身だけでなく発射に必要なジェネレーターユニットや管制設備も備えている。
重要なのは、グラビティカノンがウルトラザウルスの通常装備ではなく、アニメで強烈な印象を残した追加兵装だという点だ。
デススティンガーやデスザウラーに対抗する切り札
グラビティカノンが登場する背景には、ヒルツのデススティンガーとデスザウラーという圧倒的な敵の存在がある。
共和国軍にとって、従来の兵器だけでは対応が難しい相手だった。
そのため、グラビティカノンは戦況を変えるための切り札として投入される。
特に注目したいのは、最終決戦での役割だ。
最終盤では、バンのブレードライガーをグラビティカノンから撃ち出すという大胆な作戦が実行される。
単に巨大な砲弾を発射するのではなく、味方のゾイドそのものを攻撃の起点にする演出だった。
ブレードライガーのブレードアタックとグラビティカノンの発射が結び付いたこの場面は、ウルトラザウルスの存在感を決定づけた名シーンとして知られている。
AZ-17では発射シーンを電動ギミックで再現
今回の商品化で大きな意味を持つのが、グラビティカノンの立体化だ。
タカラトミーは、従来のウルトラザウルス本体だけでなく、アニメの設定画や作画を基に新たに描き起こしたグラビティカノンを開発した。
AZシリーズでは、アンテナスイッチを操作して発射モードへ切り替えると、次のような動作を再現する。
1. グラビティカノンの装填動作。
2. ウルトラザウルス本体の発射準備。
3. 首を下げる発射姿勢への移行。
4. 砲身を持ち上げて照準を合わせる動作。
5. 砲塔の後退と放熱カバーの展開。
開発担当者によると、これらの一連の動作は、制御用ICチップを使わず、ワンモーターとギア連動によって実現している。
さらに、発射エフェクトパーツを使えば、最終回のブレードライガー射出シーンも再現できる。
なお、実際に砲弾を発射する機能はない。発射までの動きを楽しむ電動ギミックである。
【2026年最新】AZ-17の予約開始日・価格・発売予定とサイズを比較
2026年のゾイド関連商品で特に注目したいのが、タカラトミーのADVANCED Ziシリーズから登場するウルトラザウルスだ。
商品化の発表は2026年5月8日。5月13日から17日まで開催された第64回静岡ホビーショーで初披露された。
その後、2026年7月8日に予約受付が開始され、発売は2027年2月下旬を予定している。
通常版だけでなく、専用グラビティカノンとDX版が用意されたことで、購入者が求める楽しみ方に合わせて選べる構成となった。
AZ-17・AZ-17EX・AZ-17DXの違い
2026年10月30日時点で公表されている商品情報を整理すると、次のようになる。
AZ-17 ウルトラザウルス
税込・通常版
本体と歩行ギミックを中心に楽しむモデル。
AZ-17EX ウルトラザウルス専用グラビティカノン
税込・追加オプション
AZ-17本体に装着する専用大型兵装。
AZ-17DX ウルトラザウルス グラビティカノン仕様
税込・タカラトミーモール限定
本体とグラビティカノン、DX専用特典をまとめたセット。
3商品とも2026年7月8日予約開始、2027年2月下旬発売予定。価格はメーカー希望小売価格。
商品の関係・登場人物と機体の対応表
| エンティティ | 関係・役割 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| ヘリック共和国 | ウルトラザウルスの所属勢力 | 大型移動拠点として運用 |
| RZ-037 | 従来の機体形式番号 | 2000年版で知られる表記 |
| EZ-037 | AZ-17公式ページの形式番号 | 通常版の設定表記 |
| ロブ・ハーマン | 共和国軍の指揮官 | 作戦・運用を統括 |
| ムンベイ | アニメ終盤の操縦担当 | DX版に専用フィギュア付属 |
| グラビティカノン | アニメオリジナルの大型重力砲 | AZ-17EXとして別売り |
| AZ-17 | 通常版商品 | 税込38,500円 |
| AZ-17DX | グラビティカノン仕様 | 税込52,800円 |
この関係を理解すると、作品内の設定と商品名の違いも整理しやすい。特に、AZ-17DXは単なる武器付きセットではなく、アニメ版の再現を意識した追加特典が魅力となっている。
AZ-17の全長は約59cm!グラビティカノン装備時は約72cm
新商品で購入前に確認したいのが、実際の設置サイズだ。
タカラトミーの公式商品情報によると、通常状態でもかなり大きい。
AZ-17通常状態
全長 mm
全高 mm
横幅 mm
グラビティカノン装備状態
全長 mm(約)
全高 mm
横幅 mm(約)
公式発表のDX版寸法は721×379×392mm。通常版は約590×380×200mm。
注目したいのは、グラビティカノンを装備すると全長が約13cm増えることだ。
通常版の段階で約59cmあるため、一般的な棚や小型のディスプレイケースでは収納が難しい場合がある。
購入を検討するなら、飾る場所の奥行きと横幅を先に測っておきたい。
【旧キットとAZ-17を比較】1986年版・2000年版から何が進化した?
ウルトラザウルスには、長年のファンが思い入れを持つ旧キットが存在する。
初めて商品化されたのは1986年。続いて2000年には、RZ-037として新たなカラーリングの商品が発売された。
今回のAZ-17は、これらの歴代キットのイメージを継承しながら、内部構造と可動機構を大幅に再設計したモデルとなる。
1986年版と2000年版の違い
1986年版は、青みのあるグレーや濃いブルー系を基調としたカラーリングが特徴。
一方、2000年版はシルバーを基調とするカラーリングに変更され、オレンジ色のキャノピーが印象的だった。
両者は基本的な造形を共有しており、主な違いはカラーリングや電飾などの仕様にある。
AZ-17で進化した5つのポイント
HOBBY Watchが掲載した開発担当者インタビューでは、旧キットからの変更点が詳しく説明されている。
1. 歩行ギミックを全面的に新設計
旧キットのイメージを残しながら、内部の歩行機構や連動機構を一新。脚を持ち上げる高さも変更され、より力強く地面を踏みしめる動きが目指された。
2. 首と尾の動きがよりダイナミックに
ウルトラザウルスの特徴である長い首を前後に動かし、尾を左右に振る動作を強化。巨大な恐竜が歩くような生命感を追求している。
3. 3連装副砲が電動可動に対応
旧キットでは首の根元にある3連装副砲は装飾的なパーツだったが、AZ-17では電動ギミックに連動して上下に動く。
4. 腹部格納庫にゾイドコアを再現
腹部の格納庫にはゾイドコアが造形され、カバーを開くことで内部を見せられる。LED発光も楽しめる。
5. パイロットとビークルも付属
通常版には1/72スケールの一般兵士パイロットフィギュア6体と、格納庫に収納できるビークル3体が付属する。
旧キットの遊びを引き継ぎながら、細かな部分まで現代的な仕組みに置き換えられている。
旧キットを持っている人も買い直す価値はある?
ここは購入判断で意見が分かれるところだ。
旧キットの魅力は、1980年代から続くゾイド独特の造形や、当時の電動玩具としての存在感にある。
一方、AZ-17は単なる再販ではない。歩行ギミックの再設計、副砲の電動可動、ゾイドコアの造形と発光など、機構面での進化が明確だ。
さらに、グラビティカノンを組み合わせれば、2000年当時のアニメファンが見たかったウルトラザウルスの姿にも近づける。
そのため、旧キットを所有している人でも、動きや内部構造、アニメ再現を重視するなら買い足す理由は十分にある。
【プロの結論】AZ-17とAZ-17DXはどちらを選ぶべき?
今回の商品展開で重要なのは、価格だけでなく、何を再現したいかによって最適な商品が変わる点だ。
AZ-17がおすすめの人
- ウルトラザウルス本体の造形を楽しみたい。
- 360mmリニアキャノンなど通常武装の動きを見たい。
- 旧キットから進化した歩行ギミックに興味がある。
- グラビティカノンは後から追加するか検討したい。
- 予算を38,500円に抑えたい。
AZ-17DXがおすすめの人
- アニメ『ゾイド -ZOIDS-』のファン。
- グラビティカノンの発射シーンを再現したい。
- ムンベイのフィギュアが欲しい。
- ブレードライガーなどアニメ終盤のゾイドも一緒に飾りたい。
- 52,800円の予算と大型展示スペースを確保できる。
DX版には、通常版の付属品とグラビティカノンに加えて、ムンベイの1/72フィギュア、アニメのスケールをイメージした6種類のマイクロゾイドフィギュア、無色クリアのキャノピーパーツなどが付属する。
特にブレードライガーのミニフィギュアはブレードアタック状態に変更でき、発射エフェクトパーツに組み合わせることで最終回の演出を再現できる。
【見落としやすい注意点】DX版はサイズと販売形態も確認
AZ-17DXはタカラトミーモール限定商品として案内されている。
また、通常版にグラビティカノンを追加する方法と、DX版を購入する方法では、付属する特典に違いがある。
単純に本体と砲身だけがあればよいのか、ムンベイやマイクロゾイドまで含めてアニメの世界観を楽しみたいのかを基準にすると選びやすい。
もう一つ重要なのは、グラビティカノンを装着した状態では約72cmになることだ。購入金額だけでなく、組み立て後の保管場所も含めて検討したい。
【ウルトラザウルスに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ウルトラザウルスの全長は何メートルですか?
A1:機体設定上の全長は50.0mです。全高は27.5m、重量は507.0tとされています。AZ-17の模型本体は約590mm、グラビティカノン装備時は約720mmです。
Q2:AZ-17 ウルトラザウルスの予約開始日はいつですか?
A2:2026年7月8日です。メーカー希望小売価格は税込38,500円で、発売は2027年2月下旬を予定しています。
Q3:AZ-17DXと通常版の違いは何ですか?
A3:DX版には専用グラビティカノンが付属し、ムンベイのフィギュアや6種類のマイクロゾイドフィギュアなども追加されます。価格は税込52,800円で、タカラトミーモール限定商品です。
Q4:ウルトラザウルスの操縦者はムンベイですか?
A4:アニメ終盤ではムンベイが操縦を担当します。ロブ・ハーマンは共和国軍の指揮官として作戦を統括する立場です。DX版には操縦を担当したムンベイのフィギュアが付属します。
Q5:旧キットとAZ-17のサイズは違いますか?
A5:開発担当者によると、本体サイズは当時のキットとほぼ同じです。ただし、内部の歩行機構や連動ギミックは全面的に新設計されています。グラビティカノン装備時は約72cmとなります。
まとめ:ウルトラザウルスは2027年に新たな時代へ
ウルトラザウルスは、ヘリック共和国を代表する超大型ゾイドであり、単なる大型火力機ではなく、輸送・指揮・戦闘を担う移動要塞としての魅力を持つ機体だ。
『ゾイド -ZOIDS-』では、ロブ・ハーマンの指揮とムンベイの操縦によって物語終盤の重要な戦力となり、グラビティカノンによるブレードライガーの射出という印象的な演出を生み出した。
2026年に予約が始まったAZ-17は、旧キットの魅力を受け継ぎながら、歩行機構や発光、各部の連動ギミックを現代の技術で再構築した商品だ。さらにAZ-17DXでは、長年ファンが待ち望んだグラビティカノンの立体化が実現する。
通常版38,500円とDX版52,800円の違いは、単なる付属武器の有無ではない。 本体の動きを楽しむのか、アニメの決戦シーンまで再現したいのか。その選択が購入の決め手になる。
2027年2月下旬の発売に向けて、ウルトラザウルスは再びゾイドシリーズの主役級の存在として帰ってくる。1986年の初代キットから続く歴史を知るファンにとっても、新たにシリーズに触れる人にとっても、見逃せない大型商品となりそうだ。 (出典: ゾイド ウルトラ ザウルス(Yahoo!ニュース))