【審査方法・採点基準】キングオブコントはどうやって優勝者を決める?
キングオブコントの審査方法は、開催初期から現在までに何度も変更されています。
現在の方式だけを知っていると、過去の大会の得点や優勝記録を正しく比較できません。ここでは、大会の変遷を年代別に整理します。
歴代の審査方式の変遷
2008年:芸人によるリーグ戦と決選投票
初回大会は8組をAリーグとBリーグに分け、それぞれ1本目のネタを披露。準決勝で敗退した芸人100人が審査し、各リーグの1位が最終決戦に進みました。
最終決戦ではファイナリストによる投票を実施。バッファロー吾郎が5票を獲得し、初代王者になりました。
2009〜2013年:100人の芸人による点数審査
各審査員が10点満点で採点する方式に変更。ファイナリスト8組が2本のネタを披露し、合計得点で優勝を決定しました。
1ステージの満点は1000点、2ステージの合計は2000点です。
2014年:一騎打ち方式
ファイナリストを10組に拡大し、101人の芸人審査員による投票で勝敗を決定。勝ち抜き形式のファイナルステージを採用しました。
2015〜2020年:5人の審査員による採点方式
審査員が1人100点満点で採点する現在につながる方式へ変更されました。
2015〜2017年はファーストステージの上位5組がファイナルステージに進出。2018年からは上位3組に変更されています。
2021〜2025年:歴代王者を中心とした審査員体制
2021年には松本人志以外の4人の審査員が刷新され、東京03の飯塚悟志、ロバートの秋山竜次、バイきんぐの小峠英二、かまいたちの山内健司が参加しました。
2024年には松本人志に代わってシソンヌのじろうが加わり、歴代王者5人による審査体制になっています。
2026年:審査員7人に増員、初の敗者復活戦
2026年は大会史上初の敗者復活戦を導入。さらに決勝の審査員を5人から7人に増やしました。
これにより、1ステージの満点は700点、2ステージの合計は1400点となっています。
現在の審査基準は何を重視している?
大会公式の審査基準は、シンプルに「とにかくおもしろいコント芸」です。
細かな評価項目ごとの配点は公表されていません。したがって、次の要素は公式の採点項目ではなく、実際のネタや審査結果を理解するための観点です。
- 設定の独創性: 見慣れた題材でも新しい笑いを生み出せるか。
- 演技力: キャラクターや人物関係を自然に表現できているか。
- 構成力: ネタの展開に意外性や説得力があるか。
- 笑いの持続性: 一発のギャグだけでなく、最後まで観客を引き込めるか。
- 完成度: 伏線やオチまで含めてネタがまとまっているか。
審査員が異なる芸風を持つ芸人で構成されている点も特徴です。単純に笑いの量だけでなく、ネタ全体の完成度や表現の個性が評価に反映される仕組みになっています。
【歴代得点・優勝賞金1000万円】記録から見るキングオブコントの実力
キングオブコントの優勝賞金は、1000万円です。
優勝者には賞金だけでなく、コント日本一という称号も与えられます。
ただし、歴代得点を比較するときには注意が必要です。審査員の人数や採点方式が違うため、単純に合計点だけを比べることはできません。
注目すべき歴代の高得点記録
2012年・第5回大会
バイきんぐ
2009〜2013年の100人審査方式での優勝得点。2000点満点。
2021年・第14回大会
空気階段
ファーストステージ486点、ファイナルステージ474点。
2022年・第15回大会
ビスケットブラザーズ
ファーストステージ481点、ファイナルステージ482点。
2023年・第16回大会
サルゴリラ
5人審査方式での当時の歴代最高得点。
ジェラードン
ファーストステージ671点、ファイナルステージ671点。1400点満点。
歴代得点を比較するときの注意点
2012年の1941点と2023年の964点では、数字だけを見ると2012年が圧倒的に高く感じられます。
しかし、2012年は100人の芸人審査員が各10点をつける方式で、2023年は5人の審査員が各100点をつける方式です。
2026年には審査員が7人になり、満点も1400点に変更されました。
つまり、異なる審査方式の得点を単純に並べて歴代最高得点を決めるのは適切ではありません。
歴代記録を調べる場合は、開催年だけでなく、審査員数と満点も一緒に確認することが大切です。
【2026年最新情報】ジェラードンが19代目王者!優勝の背景と決勝結果
2026年10月17日に放送された第19回大会で優勝したのは、ジェラードンです。
アタック西本とかみちぃの2人が、3445組のエントリーから頂点に立ちました。
ジェラードンの決勝結果
第19代キング・2026年
ファーストステージ
ファイナルステージ
合計得点
1400点満点・審査員7人
ファイナルステージに進出した3組の結果は次のとおりです。
| 順位 | 芸人 | 合計得点 |
|---|---|---|
| 1位 | ジェラードン | 1342点 |
| 2位 | 蛙亭 | 1309点 |
| 3位 | ヤッホイ | 1282点 |
ジェラードンはファーストステージ、ファイナルステージの両方で671点を獲得。蛙亭に33点差をつけて優勝しました。
2026年大会で注目された3つの変化
1.ジェラードンがコンビとして初優勝
ジェラードンは、かつてトリオで活動していましたが、2026年大会ではアタック西本とかみちぃのコンビとして出場しました。
2021年大会以来、5年ぶり2回目の決勝進出で、コンビとしては初めての決勝でした。
優勝後には、2人で挑んだ大会への思いを次のように語っています。
コンビでも面白いんだぞというのが見せられてよかった
U-NEXTが発表した大会舞台裏の情報でも、トリオ時代からの挑戦と、2人になってからの再挑戦が紹介されています。
2.大会史上初の敗者復活戦
2026年大会では、初めて敗者復活戦が導入されました。
準決勝で敗退した25組のうち、選ばれた10組が敗者復活戦に参加。芸人審査員が上位3組を選び、その後の視聴者投票で決勝に進む1組を決める方式でした。
敗者復活を勝ち抜いたのはスパイシーガーリックです。
これにより、決勝進出枠は通常の10組に敗者復活の1組を加えた計11組となりました。
3.審査員が7人に増加
2026年は審査員が7人体制になりました。
従来の5人に加わったのは、ハナコの秋山寛貴とロングコートダディの堂前透です。
歴代王者が中心となる審査体制に新たな顔ぶれが加わり、審査の視点にも変化が生まれています。
【よくある質問】キングオブコント歴代優勝者に関するFAQ
Q1:キングオブコントの歴代優勝者で最新の王者は誰ですか?
A1:2026年の第19回大会で優勝したジェラードンです。アタック西本とかみちぃの2人が、19代目キングの称号を獲得しました。
Q2:キングオブコントの優勝賞金はいくらですか?
A2:優勝賞金は1000万円です。優勝したコンビやトリオなどのユニットに贈られます。
Q3:キングオブコントの歴代最高得点は何点ですか?
A3:採点方式によって異なります。2012年のバイきんぐは1941点、5人審査方式では2023年のサルゴリラが964点、2026年の7人審査方式ではジェラードンが1342点を獲得しています。満点や審査員数が違うため、単純比較はできません。
まとめ:キングオブコント歴代優勝者から分かる大会の魅力と今後の注目点
キングオブコントは2008年のバッファロー吾郎から始まり、2026年のジェラードンまで、19組の王者を生み出してきました。
歴代優勝者を振り返ると、次のポイントが重要です。
- 初代王者は2008年のバッファロー吾郎。
- 2012年にはバイきんぐが1941点で優勝。
- 2014年はシソンヌが一騎打ち方式を制した。
- 2021年は空気階段、2022年はビスケットブラザーズが優勝。
- 2023年はサルゴリラが964点を獲得。
- 2024年はラブレターズ、2025年はロングコートダディが王者に。
- 2026年はジェラードンが19代目キングに輝いた。
【プロの結論】歴代得点よりも注目したいのは審査方式とコントの進化
キングオブコントを深く楽しむなら、優勝者の名前や得点だけでなく、各大会の審査方式にも注目することをおすすめします。
特に2014年の一騎打ち方式、2015年以降の得点制、2026年の7人審査と敗者復活戦は、大会の歴史を理解するうえで重要な転換点です。
また、歴代王者には、バイきんぐのように長年の挑戦を実らせたコンビもいれば、ハナコやコロコロチキチキペッパーズのように比較的若い時期に頂点へ上り詰めた芸人もいます。
キングオブコントの最大の魅力は、優勝するためのコントの正解が一つではないことです。
2026年のジェラードンの優勝によって、コンビとしての新たな可能性も示されました。2027年以降、どんな芸人が新しい笑いを生み出し、次のキングになるのか。歴代19組の実績を振り返りながら次回大会を楽しみたいところです。